将棋ストーリー「王の腹から銀を打て」第35回
トモアキは眠れなかった。ジュンに対する怒りと自分に対する怒りで、心がこわれたバイオリンみたいにギイギイ鳴った。 トモアキは4級になった...
心しか泊まれないホテルへようこそ
トモアキは眠れなかった。ジュンに対する怒りと自分に対する怒りで、心がこわれたバイオリンみたいにギイギイ鳴った。 トモアキは4級になった...
ぼくのデビュー作は『とんでいく』(こどものとも 2000年11月号)だ。 これは、しかけのないしかけ絵本である。普通のしか...
「そんなのおれだって同じだよ。将棋ばっかやってないで勉強しろってしょっちゅう言われる。親の口ぐせみたいなもんだ。気にするなよ」 「トモアキ...
こども将棋大会のチラシは宮原さんのところにまとめて送られてきていた。それをこれから地域の小学校や公民館、児童館や学童クラブに配って掲示しても...
カドカワの公式サイト「カドブン」にインタビューが載りました。たかしまてつをさんと「とりがいるよ3部作」について語っています。ぜひご覧ください...
「チェスクロックか。あれは慣れといた方がいいな」 と、シュウイチは言った。 「使い方、難しいんですか?」 「いや、使い方は簡単すぎるほ...
夏休みも終わりが見えてきた八月下旬の日曜日、トモアキとジュンはカサをさして西公民館への道を歩いていた。 「おれたちは不利だよな。一人っ子は...
みんなの実力が上がってきたので、シュウイチが教えることもレベルアップしている。 できる限り感想戦をやるように、と言う。 感想戦というのは...
『いっしょにするよ』(絵・たかしまてつを KADOKAWA)が完成した。書店に並ぶのは今週末だろうか。 ぼくの30冊目の本になる。...
夏休みには学校がない。当たり前だ。しかし、だからといって将棋ばかりやっていられるかといえば、そんなことはない。 みんなそれぞれ用がある。ト...