日日是好日 1/6話(出典:碧巌録第六則「雲門十五日」)

さて皆さん、「日日是好日」というフレーズをご存知ですか?

禅語の中では比較的ポピュラーなものですので、きっとどこかで見聞きしたことがあるのではないかと思うのですが、実はこれ、雲門和尚のセリフなのです。

ある時、雲門和尚は弟子たちを集めてこう尋ねました。

「十五日以前のことは今は聞かずにおいてやる。では、 十五日以後はどうだ? 言ってみろ!」

で、誰も答えられないのを見て、仕方なく自分で「日日是好日」と答えたのだとか。

ひょっとして皆さん、「十五日の次は十六日でしょ?」なんて思っていないでしょうね?

まぁ、日常のマンネリズムを打破するのはなかなか難しいことだと思いますので、無理もないことだとは思いますけれども。(苦笑)

それにしても、なんとかならないものですかね、自分が既に持っているものの素晴らしさに、自分自身ではなかなか気がつけないというヤツは・・・

え?何の話かですって?

月日の流れはとても早く、古いカレンダーなど何の役にも立たないということを知るべきだということですよ。

雲門和尚は若い頃、睦州和尚に弟子入りしようとしたのですが、睦州和尚はコロコロと態度を変え質問を変えるので、取りつく島もありませんでした。

また、睦州和尚は門のところで待ち構えていて、入ってこようとする人をひっ捕まえては「言ってみろ!さぁ、今すぐだ!」と迫り、アタフタしていると門外に突き飛ばしながら「使えないヤツめ!」などと怒鳴る芸風もありました。

これにチャレンジすべく、雲門和尚が助走をつけて門に飛び込む作戦を実行したところ、まだ片足が外にあるタイミングで思いっきり門を閉じられて、片足をへし折られてしまいました。

で、激痛のあまり絶叫したところで、はたと大悟したとのこと。

・・・なんというか、メチャクチャな話ですよね。

―――――つづく