日日是好日 6/6話(出典:碧巌録第六則「雲門十五日」)

ちなみに虚空神はサンスクリットでは「スンニャタ」といい、物質的な本体を持たないので肉眼で見ることができない神なのですが、ただ仏光が照らした時だけ、その姿を表すのだとか。

ところで雪竇和尚は何故また雲門和尚の話に対してスブーティと虚空神のエピソードなど出してきたのだと思われますか?

「雲門和尚の有り様がスブーティ的だと見做してツッコミを入れたんじゃないか」ですって?

ひょっとしたら、雪竇和尚は今、この話を読んでわかったような気になっている読者の貴方こそがスブーティ的だということで、虚空神にかわって指パッチンのツッコミを入れたのだとは思われませんか?(笑)

雪竇和尚は最後に「動くな!」と言いましたよね。「動いたら叩く」とも。

ここで言う「動く」というのは、いったいどういうことなのでしょうか?

また、実際に動いたらどうなるのでしょうか?

実は、「日日是好日」の読みは「ひびこれこうじつ」ではなく、「にちにちこれこうにち」なのです。

仮に、ここでいう「日」が“day”ではなく、“sun”を意味しているのだとしたならば、「心がけ次第で毎日がよい日にできるんだよね」などという消極的な解釈を超え、爽やかに晴れ渡った空のもと、思う存分に生きることができるような気がしませんか?

少なくとも私は今、そう思っていますよ。

<日日是好日 完>