ああ、提婆宗! 3/3話(出典:碧巌録第十三則「巴陵銀椀裏」)

提婆さんが勝利の赤旗を高々とさしあげますと、敗れた外道たちがぞろぞろと旗の下に整列しました。

で、外道たちがお約束どおり自分の首を切り落として詫びをいれようとすると、提婆さんはそれを押しとどめて言いました。

ヘイ、おまえら!! 死ぬほどの覚悟があるんなら、オレ様についてこないか!?

というわけで、提婆チーム(宗)はどんどんその勢力を強めていったということです。

かの馬祖禅師はこの話をふまえてこう言いました。

言葉!言葉!言葉!それこそが提婆の立場だ。いかなるシチュエーションでも、「言葉」が生じた途端、そこはもう提婆の独壇場となるのだ。

彼の後継者であった雲門禅師は、冒頭にあげた質問と同趣旨の「提婆のオッサンって、結局なんなんですかね?」という質問を受けて、このように答えたそうな。

96種の外道」のことさ。 その中で一番できが悪いのがオマエだ!

さぁ、読者諸君。

あなた方はこの「提婆の立場」なるものが、いったい何によって成り立っているのか、おわかりかな?

もし、「わかっているさ!」というのであれば、96種の外道たちは皆、あなたの足元にひれ伏すこと間違いなしです。

ですが、もし、「いや、なんのことやらサッパリ・・・」ということなのであれば、当時のしきたりに従って、着ている服を全部裏返しに着なおして、こそこそと裏口から出て行くことですな。(笑)

<ああ提婆宗! 完>