7. とりちがえる

鬼が赤いとの認識は捨てた方がよい。
輝くような白さだから大丈夫なんて
安心しているとパックリやられるよ。
返り血を浴びて真っ赤になった姿を
目撃した輩が吹聴したのかもしれん。
鬼は真っ赤だ、鬼は真っ赤っかだと。
鬼の頭には角が二本あるってのもだ。
それは尖った耳だったかもしれんぞ。
鬼の姿は会った者にしか分からんよ。
ずっと会わなきゃそれが一番だけど
目の前のが実は鬼だったらどうする。
だから豆だけは拳の中に握っておけ。
鬼を外へ追うのは自分自身の仕事だ。

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