ツリーハウスはじめました

みなさまこんにちは。
ベルボーイのメアオです。

今、私はツリーハウスを作っていて、今日は仲間たちが見にくるんです。ツリーハウスなんてどこに?といいますと、お察しの通り、「伝説の羊の木」に似ているという例の新種の巨木の上にです。

庭園係からは、木の観察と周囲の環境観測用の機器をちゃんと設置できれば、あとは好きなように作って、使って良いと言われているのでワクワクしています。しかも、それだけではないんです、実は……

メアカ:「メアオくん、ツリーハウスっていうから、遊ぶための小さな小屋か巣箱みたいなのかと思ったら、随分本格的なんだね〜。いったい何部屋あるの?」

メアオ:「ふふふふ、まだまだ建設中だから、これからもっと成長するよ!」

メグロ:「さすがアウトドア派のメアオくんだなあ。それにしても、ここまで一人で作ったの?大変じゃなかった?

メアオ:「昨日はキャプテンにも手伝ってもらっちゃったし、チヨさんの発明した、高所建築ロボットも使っていいって言われたから、そんなこともないよ」

メグロ:「ええっ、高所建築ロボット!?働いてるところ、見たかったなあ」

メアオ:「明日も借りる予定だから、見られると思うよ」

メアカ:「やった!あれ、近くで見てみたかったんだよね」

メグロ:「明日が楽しみだねえ。でも、どうしてそんなに至れり尽せりなの?機器を置くためだけなら、小屋でいいじゃない」

メアオ:「それがね、なんと総支配人直々に頼まれちゃったんだよ。『当ホテルには地上、地下、海中などの客室があるものの、まだ樹上生活のお客様へのサービスが十分ではない。そこで、ツリーハウスを作って、安全性や機能性、リラックスできるかなどを検討してみたい』だってよ!」

メグロ・メアカ:「おお〜!」

メギ:「あっ!こんなところに美味しそうなきのこが」

メアオ:「メギくん最近きのこ採りに凝ってるよね」

メギ:「きのこ探してると楽しくって。最近、シェフに見せると、きのこの名前と食べられるかどうかを、調べて教えてくれるし」

メグロ:「メギくんの採ったきのこ、このあいだの推理どおり全部食べられた?」

メギ:「うん、メグロくんの言う通りかもしれない!しかも本当に美味しいきのこばっかりでさ……それより、樹上客室を作る計画があるってことだよね。それもワクワクする話だねえ」

メアオ:「まだまだプロトタイプのその前くらいだけれどね。客室にならなくても、樹上ティールームや樹上音楽室なんて、いいよね」

メアカ:「いいね〜。樹上展望室に樹上ギャラリーもいいんじゃない?これからぼくらで、樹上生活のくつろぎを試し尽くさないとね」

メアオ・メグロ・メギ:「いいね!いいね!!」

はい、こんなわけで、みなさまの樹上での至上のくつろぎを追求するため、張り切ってまいります。メアオでした。


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