
将棋ストーリー「王の腹から銀を打て」第1回
大人はダテに長生きしてるわけではない。からだは大きいし、力は強いし、いろんなことを知っている。だから、子供が大人に勝てることなんて、そんなに...
心しか泊まれないホテルへようこそ
大人はダテに長生きしてるわけではない。からだは大きいし、力は強いし、いろんなことを知っている。だから、子供が大人に勝てることなんて、そんなに...
めったに雪なんか降らない町で、めずらしく積もるくらいの大雪になったら、それはもうワクワクします。 「やったァ、あしたは雪であそべる! 雪合...
◆前編はこちら◆ 常連はほぼ顔見知りで、あいさつするだけの人からつい話しこむ人までさまざまだが、不快な人物にあったことはない。年齢も、...
行きつけのバーを持たない人が気の毒だとは言わない。 ただ、こんなときどうするのだろう? 一日の用はすんだ。結果はどうあれ力はつくした。し...
◆第2話はこちら◆ 夢を見ているような気分のまま、おじいちゃんとぼくは歩きまわりました。 学校にも、神社にも行ってみました。 どこ...
◆第1話はこちら◆ 夜になって、おじいちゃんとぼくは、薬を飲んで外へ出ました。 ぼくは砂浜のときを思い出して、あしあとをたどってみよ...
ぼくは幼いころに両親を亡くし、おじいちゃんに育てられました。 おじいちゃんはおばあちゃんに先立たれていましたから、まあ、今思えば、さみしい...
落とし物はたいてい海の底にあります。 どんなものも、高いところから低いところへ、転がり落ちるからです。 山で落っことした水筒のふただって...
作家というのはおはなしを作る人だと思っていませんか? じつはちょっと違うのです。作家は自分でお話を作るのではありません。おはなしの国に行っ...
もしも空がなかったら 鳥のつばさも役立たず 夏のさかりにパタパタと うちわの代わりができるだけ だって空がなかったから むかし...