「 魔談 」一覧

「魔」の一字をこよなく愛する筆者が語る様々な魔の話。垣間のぞくダークサイドをお楽しみください。著者:北野玲

魔の絵(14)

魔の絵(14)

………………………… こんな経験はないだろうか。 誰かと話をしている。あるいはテレビを見ている。あるいは電車に乗って吊革を握り、ぼん...

魔の絵(13)

魔の絵(13)

………………………… 「あの子は……中学生になってセーラー服を着るようになった頃ですが……少しずつおかしくなって……」 「おかしくな...

魔の絵(12)

魔の絵(12)

………………………… 母親の背後に人影があり、父親かと思ったがそうではなく店員だった。彼女は微笑して席についた。ひとりでここに来たこと...

魔の絵(11)

魔の絵(11)

………………………… 重大深刻な問題に直面し、その打開策がどうにも打ち出せない。……そんなとき、「この手を使うしかない」という秘策があ...

魔の絵(10)

魔の絵(10)

………………………… 少年は自室に戻った。アイスキャンディーの箱を机上にポンと置き、中からアイススティック棒を取り出した。角が丸く平た...

魔の絵(9)

魔の絵(9)

………………………… 「漫画の交換をしています」と私は言った。 父親は軽くうなずき、母親はじっと私を見つめていた。父親は「とりあえず...

魔の絵(8)

魔の絵(8)

………………………… 不本意ながら、この際、フランケンシュタインは頭から外すことにした。フランケンシュタインにこだわればこだわるほど、...

魔の絵(7)

魔の絵(7)

………………………… じつはフランケンシュタインを持ちだした理由として、いまひとつ、まだ述べていない理由があった。引きこもり娘が「漫画...

魔の絵(6)

魔の絵(6)

………………………… 男は両手で頭を抱え、意味不明のわめき声を発しつつ部屋の中を歩き回った。ドアを引きちぎるようにして隣の部屋に入った...

魔の絵(5)

魔の絵(5)

………………………… 両親に対しては(スケッチブックの)「1枚目には絵があり……」という説明をしていた。しかしじつは1枚目に私が描いた...