「 魔談 」一覧

魔の虫(2)

魔の虫(2)

…………………………… ・日常的な些細なゴタゴタで気分が沈んでしまったとき、ぼくは少年時代を思い出す。いつものグラスではなくやや大きめ...

魔の虫(1)

魔の虫(1)

………………………… ・魔の虫、と聞いてあなたはどんな虫を連想するだろうか。ゴキブリだろうか。 ・確かにこの虫ほど主婦から徹底的に嫌...

魔の階(4/最終回)

魔の階(4/最終回)

…………………… ・だれもいない階。窓際の暗闇。その状況が気にいっていた。 「異常だな」 ・わざと声に出してボソッとそうつぶやいて...

魔の階(3)

魔の階(3)

‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 「忙しくて……」と人は当たり前のように言う。ぼくもそうだ。様々な状況でついそう言ってしまう。現代人にとって最も日常...

魔の階(2)

魔の階(2)

………………… ・下降するエレベーターの中で背後の壁にもたれ、目眩で転倒しないように目を閉じた。それまでの経験で、目眩を起こした時はと...

魔の階(1)

魔の階(1)

……………… ・大学を卒業して、すぐに東京の広告代理店に入社した。4月、5月、6月と3ヶ月間の見習いアルバイト期間を経て、特に問題がな...

魔のバイト(3)

魔のバイト(3)

………………… ・会津藩の役回りは、有無を言わせずその場で妖怪役と決まった。チラッと見ると、明らかに不満そうな横顔だ。さすがに例の「ち...

魔のバイト(2)

魔のバイト(2)

………………… ・会津から来た男は「会津藩」と呼ばれていた。だれがつけたあだ名なのか知らないが、本人もまんざらではない様子で、たぶん郷...

魔のバイト(1)

魔のバイト(1)

………………… 「魔の踏切」でも少し触れているが、大学生時代、ぼくは男子寮に住んでいた。そこは全国から集まった極貧学生の巣窟とでもいう...