「 魔談 」一覧

魔の歌声(4)

魔の歌声(4)

………………………… ・モーガン。記憶にある彼を勝手にそう呼んでしまうが、じつはぼくは彼の名前を聞かなかった。いまにして思えば「あれほ...

魔の歌声(3)

魔の歌声(3)

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ・通常の都市生活では「3日も4日も会話しない」というのはまずないだろうと思う。「そんな生活、ありえない。絶対...

魔の歌声(2)

魔の歌声(2)

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ・じつは穂高で浮石にやられたのも、足首を捻挫してしまったのも、それが初めてだった。なのでぼくは「捻挫」という...

魔の歌声(1)

魔の歌声(1)

……………………… ・10月下旬。晩秋の深閑にひたる登山だった。……その日、ぼくは北穂3106mから一気に上高地まで降り、松本で1泊す...

走魔灯(5/最終回)

走魔灯(5/最終回)

………………………… ・さて「冒頭に語っていた走魔灯とやらを作る話はどうなった」という声が聞こえてきそうである。そこでこの最終回ではい...

走魔灯(4)

走魔灯(4)

……………………… 「……つい、谷底を見たくなったのです」 ・その男はかすれた声でそう言った。じつによくわかる。人間には不思議な心の...

走魔灯(3)

走魔灯(3)

………………………… ・その場の状況としては、明かりはぼくが持参したコールマンのランタンを灯していた。じつはぼくはテントも担いで山に入...

走魔灯(2)

走魔灯(2)

……………………… 「走馬灯のように……」 ・あまりにも有名な比喩である。しかしよくよく考えてみると、この比喩はずいぶん特殊な比喩で...

走魔灯(1)

走魔灯(1)

……………………… ・走魔灯。こんな言葉はない。正しくは「走馬灯」である。「まわり灯籠」とも言う。中国渡来であり、日本では江戸時代に登...