「 魔談 」一覧

魔の階(2)

魔の階(2)

………………… ・下降するエレベーターの中で背後の壁にもたれ、目眩で転倒しないように目を閉じた。それまでの経験で、目眩を起こした時はと...

魔の階(1)

魔の階(1)

……………… ・大学を卒業して、すぐに東京の広告代理店に入社した。4月、5月、6月と3ヶ月間の見習いアルバイト期間を経て、特に問題がな...

魔のバイト(3)

魔のバイト(3)

………………… ・会津藩の役回りは、有無を言わせずその場で妖怪役と決まった。チラッと見ると、明らかに不満そうな横顔だ。さすがに例の「ち...

魔のバイト(2)

魔のバイト(2)

………………… ・会津から来た男は「会津藩」と呼ばれていた。だれがつけたあだ名なのか知らないが、本人もまんざらではない様子で、たぶん郷...

魔のバイト(1)

魔のバイト(1)

………………… 「魔の踏切」でも少し触れているが、大学生時代、ぼくは男子寮に住んでいた。そこは全国から集まった極貧学生の巣窟とでもいう...

魔の貸家(2)

魔の貸家(2)

…………………… ・絵筆を置き、コールマンのアウトドア懐中電灯を点検した。玄関の上がりかまちに座ってコンバース・ハイカットのヒモを入念...

魔の貸家(1)

魔の貸家(1)

………………… ・41歳から48歳までの7年間、埼玉県の貸家に住んでいた。ちょっと変わった物件で、「まあ普通の人は借りないですね」(地元不...