どんな街

・・どんな街

あるきにくさで
名前を覚えてもらおうとするな

ひとがなんにんも踏んだから
道は平らになってゆく
さびしがるな

家並みに塗りたくって
とおりすぎるひとの
返事をきこうとするな

ひとが見るのはむこう むこう
君をこえて橋をこえたずっとむこうだ

用のない裏側に
地層があって
模様を面白がられることがたまにある
よろこぶな

住んでいる人に気づかれなくてもなげくな

だれもいなくなって
街でなくなったら
それを
ちゃんとたしかめたら
君は泣いてもいい