外見で国籍はわからない? タイ人Mさんの場合

今回は、タイ出身の友人のMさんを含めた、イギリスで出会ったタイの人たちについて言及したいと思います。

先日訪れたタイ、バンコクの夜景

先日訪れたタイ、バンコクの夜景

私のクラスにはMさんも含め、タイ人の女性が3人いました。
彼女たちは常に一緒にいて、名前も似たような名前だったので、当初は誰が誰だかわからなかったものです(苦笑)彼女たち以外にも、様々なタイ人がイギリスに留学しており、彼らともよく交流していました。

ところで、皆さんは外見だけで外国人の国籍を推測できるでしょうか。

例えば私の場合、日本人かどうかはほぼ正確に見分けることができます。中国や韓国など同じ極東地域の人たちは顔立ちも似ていますが、服装や髪形等なんとなく違いを感じることができます。

ただ、面白いことにポーツマスで出会ったタイ人たちは、外見だけでは互いのことをタイ人とほとんど認識できていませんでした。(勿論話してみればすぐにわかるでしょうが)
お互いに「彼は中国人でしょ」とか「彼女はかわいいよね、韓国人?」など、タイ人がタイ人を捕まえてそんなことを言っています。

なぜなら、Mさんたちはいわゆる「華人」、すなわち彼らの祖先が中国人であり、結果彼らの顔立ちも中国人風だからです。

私の中のタイ人のイメージは、私が日本で通っていたムエタイジムのトレーナーのように、目が大きく肌の色が浅黒い人たちでした。
しかし現実には、イギリスで出会ったタイ人はほぼ華人でした。

残念ながら、タイはまだまだ日本に比べ裕福でない国です。そのタイからイギリスに留学できるタイ人は、タイ国内では非常にお金持ちです。そして、そんなお金持ちの多くは華人のようです。

タイの近代的な街並み

近代的な街並みがある一方で、

タイ郊外の村

郊外にはこんな家々も残っている。

タイを訪問した際、Mさんにタイを案内してもらったのですが、そこで彼女に案内してもらった場所はどれも近代的でおしゃれなものばかりでした。

タイ国内には日本のそれとは比べ物にならない貧富の差があり、お金持ちの人たちは日本やイギリスの人たちと変わらない暮らしをしている一方、数十円、数百円をだまし取ろうとするタイ人たちもたくさんいるんだということを痛感させられました。

タイの中華系の人たちは、同じ東南アジア圏でも例えばマレーシアの中華系の人たちとは大きな違いがあります。中華系のマレーシア人は、たとえ国籍がマレーシアになっていたとしても、自分たちを中国人と呼び、中国語を話し(主に広東語)、中国式の生活様式を維持しています。
一方で、中華系のタイ人は自分たちのことをタイ人であるとし、中国語も話せません。この背景には、マレーシアとタイの政府の中国からの移民に対する政策の違いがあったようです。

歴史的な背景は、様々な国や地域の現状に大きな影響を与えています。勿論、影の部分もありますが、その結果、興味深いことが起こるのもまた事実です。
Mさんたちと話していて、改めて海外に行く際にはその地域の歴史について学んでからにしたいと強く思いました。


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