中国地方都市の発展の現状

先週の金曜日から日曜日にかけて、中国の広州のある街を訪問しておりました。
ビジネスマンや政府関係者、現地の学生等、様々な方々のお話を聞かせて頂きました。

中国 広州  高層ビル群 中国 広州2

中国の地方都市を訪問したのは久しぶりだったのですが、その発展ぶりに大変驚かされました。
そもそも地方都市に400万人も人が住んでいることに驚きですが、高層マンションが立ち並ぶ街並み、整備された学校や道路、走る車も外国車ばかりで二輪車などはあまり見かけない等、大変近代的な街並みだったように思います。
人口規模、成長曲線等状況が大きく異なることは承知していますが、日本の地方都市とは全く比べるまでもありません。
更に、発展は現在進行形のようで、お話を聞かせて頂いた方は、「この町は確かにこの10年で大きく変わった。しかし、まだまだ発展の途中であり、更に10年後に来れば、その姿はまた大きく変わっているだろう」と仰っておられたのが印象的でした。

現地の学生も、英語を話せる学生も多く、皆非常に勤勉です(教育システム上、勉強をしなければならないということはあるのでしょうが)。大人から子供まで、歯を食いしばって勉強や事業に取り組む文化背景があり、それぞれ非常に愛国心が強いのも特徴的です。学生から大人まで習近平首相を尊敬していて、国や地域の発展に貢献したいと言っている人々も多かったです。

中国 看板 中国 ヤクルト 広告

勿論、まだまだ色々な問題がある国だとは思います。“人間関係”でまかり通る部分も多いようです。日本では考えられない立場の方々が、同じ席で食事をしていたりするわけです。
また、法律を守ろうとする意識は薄く、コピー商品もまだまだ多いです。そもそも何か新しい制度を作ると、それをなんとかして(違法、脱法問わず)すり抜けようとするのが国民性です。たとえば折角高速道路に導入されているETCも機能していないようで、結局監視する人がいないと強行突破する車が続発するからだそうです。しかしそれを(少なくとも外国人には)良くないことと言える良識と、自分たちの国がまだまだ発展途上であると謙虚に言える度量も持っている人ばかりなのも、イメージとは大きく異なるように思います。

どうも日本だけにいると、日本という国はアジアNo1の国であると思ってしまい、他の国の発展の様子を冷静に見ることができなくなってしまうように思います。客観的に見ても日本は良い国だとは思います。しかし、そのポジションにあぐらをかいていられる時代は終わったと思います。他の国が一生懸命努力をしているなか、日本という国や国民があまりにも内向きになっているような気がしてなりません。
決して外国におもねったり媚を売ったりする必要はないと思います。しかし、少なくとも他の国々がどのようになっているのか、客観的に見て、自分たちに何が足りないのか見直す必要があると強く思う滞在になりました。