海外のビジネスの様子、INTA@バルセロナに参加して(その1)

今回と次回の記事は、5月19日から26日まで滞在していました、スペインのバルセロナについて言及してみたいと思います。

スペイン バルセロナ市街

スペインもバルセロナも初めて訪れたのですが、とても良いところですね。
正直なところ同じヨーロッパと言うことで、イギリスと同じような環境だろうと思っていましたが、良い意味で予想を裏切られました。
さすがヨーロッパでも人気の観光地で、天気も良く海も綺麗で、マリンスポーツを楽しむ人が多かったです。また、サクラダファミリアを筆頭に歴史的観光地も多く、色々なアクティビティが楽しめるのが魅力です。
私がイギリスで滞在していたポーツマスもイギリスの中ではシーサイドの観光地だったはずなのですが、正直なところ比べるまでもありませんでしたね。今回は、観光要素はほとんどなかったので、またいつかプライベートでも来てみたいと思います。

スペイン バルセロナ サグラダ・ファミリア

アントニオ・ガウディ設計のサグラダ・ファミリア

ただ、現地の人のほとんどが英語を話せないというのが玉に瑕で、目的地を間違ったタクシードライバーに抗議をしようにもどうにもならない、といったことが頻発します。これだけ観光地として栄えている町でも英語を話せないのだから、日本が観光立国としてやっていく上で、語学は決して壁にはならないようにも思いました。

さて、ただ今回の旅の目的は残念ながら(?)観光ではなく、
INTA(International Trademark Association)という団体の年次総会に参加するためでした。毎年様々な国や地域で開催されており、今年が139回目を迎える歴史ある会合です。

表向きは、各国の商標系の仕事を担当する弁理士や弁護士が集まり会議や意見交換会などを行うものですが、実質は各国で頼りになる代理人を探す、もっと言うと各国代理人が営業をするための場です。

商標(特許もですが)は基本的に各国ごとに制度が独立しているため、日本で商標権を取得しても、海外にその権利が及ぶことはありません。従って、たとえば中国は中国、アメリカはアメリカで各国ごとに権利を取得する必要があり、そのためには各国の代理人となる弁理士・弁護士を見つけておく必要があるわけです。
しかも(これは日本でもそうですが)代理人のスキルには当然ながらばらつきがあるため、頼れる代理人を各国ごとに知っておく必要があります。また、海外の代理人は基本的に時間チャージで動くため、親しくしているケース以外は、気軽に質問もし辛い状況になります。
そのため、他の国で仕事ができる代理人と親しいネットワークを作っておくことは、我々日本の弁理士の大切な仕事になります。実際私も今回の旅では、アジアのとある国の頼りになる代理人を探すことも大切な役割でした。
また、大きな企業の場合、内製で各国への出願業務を行うことも多いため、直接各社の担当者が参加して、ターゲットにしている国の代理人を探していたりします。

6月11日更新の(その2)へ続きます。

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