
甘辛天丼まいたけ課 第1章 こんにちは、まいたけ課(5)
米部の部長、米田博士に無事回覧板を渡せた美味であったが、まいたけ課まで戻らなくてはならない。迷路の米部にさらに迷い込んでいく美味。遭難するのか、しないのか!? 助けは来るのか、来ないのか!?
浅羽容子による絵と脱力ファンタジー小説。4649どーぞ。
米部の部長、米田博士に無事回覧板を渡せた美味であったが、まいたけ課まで戻らなくてはならない。迷路の米部にさらに迷い込んでいく美味。遭難するのか、しないのか!? 助けは来るのか、来ないのか!?
キノコ度が高いメンバーが揃う「まいたけ課」にやってきた美味は、謎のメッセージを受け取る。そして、業務をまだ開始できない美味は、雑務として他の部に届け物をすることに。向かった先はさらに地下であった。
海老課、穴子課と続けて、天丼部各課の居室を通り過ぎやっと辿り着いたのは、まいたけ課であった。その居室で美味を待ち受けていたのは、これから一緒に仕事をする同僚たちなのであるが……。
地上777階建てのビルだが、天丼部の居室は地下1階であった。奇妙な形状の天丼部の入場ゲートを無事くぐった美味は、赤い絨毯の長い廊下に出る。舞田課長に案内されながら進んでいくと……。
天丼部まいたけ課で一時社員として仕事をすることになった美味。出社初日に一時会社の営業へのへのもへじと就業先の株式会社ブラックホール本社へと向かう。美味を出迎えてくれた丸社員は、海老沢部長ではなく……。
海老郎との思い出を語り終わった美味を菊代は的確なアドバイスで励ます。立ち直る美味ではあるが、やはり今後の生活費の目処はつかないままだ。そこに、マロンが隣の部屋から慌ててやってきた。
天丼部海老課が不採用だった美味のために、友人の葉梨菊代と万能犬クリームが美味の家に来てくれる。美味は菊代に海老郎との思い出を語る。海老郎との出会い、交流……そして……!
採用試験として運ばれてきたものは美味しい香りを放つドンブリであった。ここで採用されなければ、マロンとの生活費を得ることができない……。美味しそうに食べなければ、褒めなければ! どうする、美味!?
美味は「株式会社ブラックホール」の「天丼部海老課」の一時社員の書類選考を通過する。次は苦手な面接だ。心配するマロンに送り出され、面接へと挑むが、思わぬ展開となってしまい……。
天堂美味が一時社員募集で見つけた求人は「株式会社ブラックホール」の「天丼部」。怪しいと思った美味がマロンに相談すると……。近未来ファンタジー会社小説の始まりです!