
指一本 3/4話(出典:碧巌録第十九則「倶胝指頭禅」)
この手の話は一見わかりやすそうですが、最も難解な部類に属します。 「指」などという仕掛けに惑わされてはいけません。マネして指を立てたり...
東西の古典を、きわめて平易な現代語に訳出する試みです。 意によって大幅に構成を改編し、読みやすくするために潤色を施しています。
この手の話は一見わかりやすそうですが、最も難解な部類に属します。 「指」などという仕掛けに惑わされてはいけません。マネして指を立てたり...
さて、ここで読者のあなたに質問です。 彼が会得したこの必殺技のポイントは、いったいどこにあるのでしょうか? 「そりゃ、指を立てる仕草...
倶胝(ぐてい)和尚は、まだ駆け出しの頃、人里はなれた山の中に庵を結んで一人で暮らしていました。 ある日のこと、そんな倶胝和尚のところに...
さあ、納得がいかないのは残された武帝です。その場の怒りが収まってみると、疑問ばかりがどんどん募ってきます。 思い余った武帝は、当時数々...
<まえがき> 碧巌録とは、北宋初期、禅宗のお坊さんであった雪竇重顕さんが、『景徳伝燈録』という先師たちの生き様の記録千七百話の中から百...