6. 松田優作

松田優作。彼の熱烈なファンであれば、このシーンを一見しただけで「ブラックレインだな」と見抜くのではないだろうか。かく言う私も「松田優作を観たい」と思ったら「ブラックレイン」である。「ブラックレインを観たい」ではなく(主役ではなく悪役の)「松田優作を観たい」なのだ。刑事ドラマ「太陽にほえろ」で「ジーパン刑事」として人気を獲得。その後、角川映画ではアクションスターとして活躍し、ついに39歳で念願のハリウッドデビュー。しかし撮影開始時点で、自分の体が刻一刻と癌に侵されつつあることを知っていた。それでも延命治療を拒否。映画関係者にも隠し、体の不調と痛みをこらえて撮影を続行。「この映画が遺作」と何度思ったことだろう。「ブラックレイン」は1989年10月に日本公開。その1ヶ月後の11月に彼は世を去った。享年40歳。冥福を祈りたい。

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