育児おもしろエピソード、再び募集します。

緊急事態宣言の再発出でまた大変な日々が続いている。自分も予定していたライブが度重なる延期となり、配信も含めた様々な方法を模索しているところだが、もう振り回されっぱなしである。
そしてやってきたゴールデンウィーク、ただでさえ連休というのは多くの養育者にとって通常とは異なる日常を過ごすことになる。子どもが生まれるまで考えもしなかったが、育児に休日はないわけで、世の中が休みになるということはその分育児負担が爆発的に増えるということを意味する。
さらに不要不急の外出自粛、人との濃厚接触のリスクを極力減らし、都道府県をまたいだ移動の制限までが加わるとなると、もはや子どもという有り余るエネルギーの塊をコントロールするためには通常とは違うアイデアが必要不可欠になってくるだろう。

これは育児のみならず、介護や医療など、休日というものが存在しない仕事に従事している方々にとっても同じことが言えると思う。

昨年も同じことを考えたが、今年は新型コロナウィルスの影響で積み重なった疲れや、この先への不安で育児中の方々のストレスは想像を絶するものになっているのではないかと思う。
そこで今年も読者のみなさんと一緒にこのゴールデンウィークを乗り切るためのアイデアや面白エピソードなどを募集してみようと思う。

外出をなるべく控えて子どもと家で過ごさなくてはならない状況というのは、いつもとは違う事件がたくさん起きることが予想されるが、そんな時、これはネタになる!と思ってもらうことができればと思う。この連休中に起きた育児にまつわるエピソードをどんなことでも良いので、気晴らしのつもりで送ってもらえたらうれしい。とにかく、自分もみなさんのアイデアを参考にしてこの状況を乗り切りたいという気持ちと、そもそも原稿を書いてる場合ではなくなりそうなので、ちょっとサボらせてもらえると大変ありがたい。
逆に考えれば、なかなか作ろうと思っても作れない子どもとの濃密な時間を楽しみに変えることができるかもしれない。

ちなみに自分の息子は昨年よりもはるかに活動量も増え、言葉もかなり話せるようになってきている。その言葉は主に「いーやーだーようっ!」に代表されるものだが、苦肉の策として「いやいやおばけ」というものを登場させてみることにした。
「いやいやばっかり言うと、いやいやおばけに見つかる。とうさんはおばけが怖いから言わないで欲しい」と懇願すると、しばしあたりの様子を伺い「ばけ(おばけ)くる、とうさんこわい」と「いや」を言うのを躊躇していたが、最終的には「いやいやおばけ、いやー!」とさらに「いや」をひとつ増やすという結果になってしまった。
やはりこうした場当たり的な対応は後でしっぺ返しを喰らうことになるのである。

そして最近は恐竜に目覚めてしまい、家の中を「どっしんどっしん!」と足を踏み鳴らして走り回り、ソファーからジャンプして「がおーっ」と襲いかかってくる。恐竜と化した子どもをおとなしくさせる方法があったら是非教えていただきたい。

この非常事態にどう向き合っていくかは、子ども、そして自分の未来にも少なからず影響を与えるだろう。この先いつか事態が収束した時、きっとこれまで以上に自分たちに強さと柔らかさが身についていることを願っている。

(by 黒沢秀樹)

※編集部より:育児おもしろエピソード、ぜひお寄せください。秀樹さんを助けてください!よろしくお願いいたします!こちらへ!<コメントフォーム
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