皮下輸液開始2ヵ月後の血液検査結果~20歳の猫ムギ~

血中尿素窒素(BUN)とクレアチニン(CRE)は?

ムギが皮下輸液をはじめて2ヶ月たった。週1回動物病院で150mlのリンゲルを入れてもらっている。歩いていける近所ということもあり、通院はそれほどのストレスではないようだ。
肝心の輸液の効果だが、8回ほどやってみて、やはりしないよりは少しいい気がする。起きている時間が増えた。ごはんとトイレ以外ほとんど寝ていたのが、最近は特に用もないのに起きていることがある。これはよい傾向だろう。

皮下輸液開始前と腎臓の状態を比較するため3ヶ月ぶりに血液検査をしてもらった。

結果は血中尿素窒素49(前回52) クレアチニン3.1(前回も3.1)だった。

よくなることを祈っていたが、ほぼ現状維持だった。20歳という年齢と慢性腎不全という病気の性質を考えると、現状維持でよかったと思うべきかもしれない。
2回連続で悪化したあとで、さらに悪化していたらどうしようと心配していたから、下げ止まってほっとしたのも正直な気持ちだ。
とりあえず輸液をはじめたのはよかったのだろう。

二十歳の猫ムギのブログ

何か出ている

猫の皮下輸液の頻度、通院か自宅か、自然落下かシリンジか。

今後も続けていくと考えると、いくつか課題がある。
ひとつは頻度だ。皮下輸液は水分補給が目的だから、腎臓病による脱水状態が進めば回数を増やさなければならない。週1回から2回へ、1日おきへ、毎日へというように。
その目安が何かというと、輸液の効果がどのくらい続くかだ。輸液をすると食欲や活動性によい効果がある。それが1週間続くなら週1回でよい。3日元気だが、その後元気がなくなるなら週2回必要。そういうことらしい。
ムギはもともと効果が顕著というほどではなく、いくらかよさそうだな、くらいなのでこの見極めは難しい。いまのところ何日目で効果が切れるというはっきりした傾向はないので、当面は週1で続けてみようと思っている。
とはいえ、いつ週2回にしなければならないかはわからないし、覚悟はしている。
その際、もうひとつの課題がある。
週1回なら通院も可能だが、2回となるとムギのストレスに加え、連れていく人間の負担もバカにならない。費用の問題もある。
そこで考えなければならないのが自宅皮下輸液だ。

皮下輸液はやり方を獣医さんから教われば、飼い主が自宅で行なうこともできる。猫の通院ストレスがないし、治療費用も軽減できる。
問題はなんといっても「本当に自分でできるのか?」ということだ。猫の皮膚を引っぱって針を刺すなんて。ああ、ぶるぶる!
先生がやっているのを見るとじつに手際よくちゃっちゃとすんでしまうが、プロと素人では全然違うだろう。

ネットで検索すると、自分でやっている人はけっこういる。理由はだいたい頻繁な通院は大変であることと費用の問題だ。そしてうまくできるかどうかは猫の性格にもよるし、人間側が二人体制でできるかにもよるようだ。
フェイスブックで友人たちにも訊いてみた。自宅皮下輸液の経験がある人は複数いて、最初は緊張するけれど慣れれば難しくない、きっと大丈夫、とはげまされた。

きっと大丈夫。

週2回必要になったら自分で皮下輸液する覚悟をしつつ、少しでも長く週1回で行けることを願っている。

☆     ☆     ☆     ☆

※皮下輸液の仕方には2種類あって、ひとつは輸液のパックを高所につるし、重力で自然に落下する力で注入する。もうひとつはシリンジという注射器のようなものを使用する。
いま輸液をしてもらっている先生はシリンジ使用だ。そのほうが注入にかかる時間が少ないぶん猫の負担が軽いそうだ。
ネットで見ると、シリンジ使用より高所につる方式をとっている人のほうがずっと多い。なぜかはわからない。

※先生の手際がいいせいもあってか、ムギは皮膚に針をさされるとき痛がったり嫌がったりは全然しない。ただそのあと注入が終わるまで大きく動いてはいけないので、時間が長くなるともそもそしだすということはある。

(by 風木一人)

ホテル暴風雨にはたくさんの連載があります。小説・エッセイ・マンガ・映画評など。ぜひ一度ご覧ください。<連載のご案内> <公式 Twitter

 

トップへ戻る