高齢猫、体重減少との戦い。~20歳の猫ムギのブログ~

11月と12月はホテル暴風雨4周年記念イベントその他で目がまわるほど忙しかったため、猫ブログは書けなかった。ひょっとして心配してくれた方がいたらごめんなさい。おかげさまでムギは元気です。もちろん20歳にしてはですけれど(笑)
<前回はこちら→ムギハウスのネコ専用特殊設備を写真で紹介するにゃ!

避けて通れない高齢猫の体重減少

高齢、老齢猫の避けて通れない問題に体重減少がある。だんだん食が細くなって痩せてくる。体力が落ちる。いろいろ食べさせる努力をするけれど減った体重を戻すのはとても難しい。
ムギはいちばん重かったときは4.2キロだった。やや肥満と言われた。17歳で慢性腎不全が発覚したときはすでに3.3キロくらいに減っていて、まずは3キロが防衛ラインになった。

腎臓病用の療法食(ロイヤルカナン腎臓サポート)に切り替え、血圧を抑える薬フォルテコールと球形吸着炭マイラン(クレメジンのジェネリック)を飲むようになった。ロイヤルカナンを嫌がりはしなかったが、量は明らかに3キロの猫の推奨量を食べられず、3キロの防衛ラインを数度行ったり来たりしたのち、どうにも戻れなくなった。
つぎに2.6キロが防衛ラインになった。ここはずいぶん持ちこたえた。2年近い戦いだったかもしれない。
慢性腎不全発覚から3年経ち、二十歳になったころから2.6キロも割るようになった。

2年以上毎日食べてさすがに飽きたかロイヤルカナン腎臓サポートを食べなくなってきた。もともと小食がさらに小食になって、体重が2.35キロまで減ってしまった。
獣医の先生のすすめで日清ペットフードのキドニーキープを試してみた。3年前、いろんな試供品を試したとき食べたもののひとつだ。うすい円盤型で、小さいから食べやすいようだ。

ムギには、腎不全になる前から、もう長いこと、ドライフードを少量の水でふやかしてあげてきた。10歳ごろからごはんを食べてすぐ吐いてしまうことが増え、その対策として缶詰とか手作りフードとかいろいろ試した結果いちばんよかったのがそのやり方だったからだ。
しかしふやかしてあげるのには欠点もある。傷みやすいから(とくに夏など)食べきる量ずつしかあげられない。
匂いがうすまってしまうのも問題だ。腎臓病用療法食は、美味しい匂いで猫の食欲をそそるものが多く、キドニーキープもそうである。かつおぶしのいい匂いがするが、ふやかすとそれがどうしても弱まってしまう。
ふやかしてあげるのと、そのままあげるのを試すと、明らかにそのままの方が食べる。
「また吐くのでは」との心配はあったが、とにかく食べてもらいたいので、少しずつそのままあげる量を増やしていった。意外とだいじょうぶだった。しばらく様子を見たのち、ぜんぶドライのままあげるようにした。

FEANDREA キャットタワー ミニ

FEANDREA キャットタワー ミニ

獣医の先生によって方針は違う

体重対策でもうひとつ変えたことがある。活性炭マイランをあげるのをやめてみた。これも獣医の先生の助言による。
じつは夏に主治医を変えた。10年診てもらった先生を離れるにはもちろん理由があったが、ここでは書かない。
前の先生と新しい先生では方針の細部に違いがあり、最も大きな相違点は、腎臓の負担となるたんぱく質、リン、ナトリウムの摂取をどの程度減らすかだ。

前の先生は可能なかぎり減らす方針で、だからBUN(血中尿素窒素)とCRE(クレアチニン)の値が悪化したとき活性炭を倍量にする提案をした。
新しい先生は腎臓の負担を減らすことは重要だが、たんぱく質やリンは大事な栄養素でもあり減らしすぎるのはよくない、食事を療法食のみにして活性炭も飲むのは栄養を控えすぎだという意見だ。

どちらが正しいかぼくにはわからない。ただ2.6キロで持ちこたえていた体重が2.35まで減ってしまったのは、何か手を打つべきタイミングだと思えた。
実際ムギに触ってみると、おしりや太ももがたよりないし、ときどき歩きながらよろっとしている。体力がなくなってしまったら元も子もないと先生が言うのもよくわかる。
そこで3年以上与えてきたマイランをやめた。ただ、それで腎臓の数値が悪化しないかは心配だから、早めに次の血液検査をすることにした。

(by 風木一人)

ホテル暴風雨にはたくさんの連載があります。小説・エッセイ・マンガ・映画評など。ぜひ一度ご覧ください。<連載のご案内> <公式 Twitter

 

トップへ戻る