活性炭をやめて1か月後の血液検査。BUNとCREが下がる。

クレアチニンが下がった!

二十歳の猫ムギに活性炭マイランを与えるのをやめた経緯はこちら

活性炭をやめてから1か月たったところで血液検査をしてみた。何かを変えたときはそれが少なくとも悪い影響を与えないことを早めに確認しておきたい。前回の血液検査からは2か月後だった。血球検査と血液生化学検査である。

まずは慢性腎不全の進行状況をあらわす2つの重要な数値だ。

BUN(血中尿素窒素)前回49.4mg/dl 今回46.8 mg/dl
CRE(クレアチニン)前回3.12 mg/dl 今回2.35 mg/dl

BUNはわずかに下がった。CREはだいぶ下がって正常値に近づいた!
活性炭はまさにこのへんの老廃物を減らすためのものだから、それをやめたのに数値が上がらなかったのにはほっとした。マイランをやめたのはとりあえず悪くはなかったようだ。

徐々に上がる傾向のあったクレアチニンが前回上げどまり、今回下がってくれたのはとても嬉しい。理由としては皮下点滴(皮下輸液)の効果が考えられる。
週1回、150mlの輸液を4か月続けてきた。体重こそ増えてこないものの、以前より元気な気がする。脱水が緩和され身体が楽になってきたのではないだろうか。

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貧血傾向とエリスロポエチン

一方で、残念なこともあった。以前は正常値だったいくつかの項目が低すぎで引っかかってしまった。

RBC(赤血球数) 前回57.1 今回41.8 (基準値 50~100)
HB(ヘモグロビン濃度) 前回9.5 今回7.2 (基準値 8~15)
Na(ナトリウム) 前回147 今回144 (基準値 147~156)
K(カリウム) 前回3.5 今回2.9 (基準値 3.4~4.6)

傾向としてはどれも似ている。前回は「低いが基準値内」だったのがさらに下がり下限を割ってしまった。
じつはこれらの項目は皮下点滴を始める前の2017年8月から2020年6月までの検査では基準値内のむしろ高い方で、たまに上限を超えることさえあるくらいだったのだ。つまり点滴開始後に点滴開始前とはまったく反対の傾向が現れてきた。
点滴前は脱水気味だったから血液が濃くなって、血液量当たりの各成分が多く出て、点滴後はうるおったぶん血液が薄くなって、血液量当たりの各成分が少なく出ているのではないかと思う。

獣医の先生によると、この結果ですぐ治療を追加する必要はないけれど、貧血傾向が進むようならお薬が必要とのことだった。
腎臓で作られるエリスロポエチンという造血ホルモンがあり、慢性腎不全が進むとそれが減るため貧血が起こりやすい。だからエリスロポエチンを体外から投与するそうだ。

先生から低カリウム血症の話も聞いた。一度、点滴のため通院したとき、ムギの左手(左前足)のつき方がおかしかった。手のひらではなく手の甲を下についていた。
カリウムが不足すると筋肉の機能が低下し、元気がなくなったりうまく歩けなくなったりするらしい。いちばん典型的な症状は上を向けなくなる、つまり下ばかり向いているようになるそうだが、ムギはそういう様子はまったくないし、手の甲をつくこともその後ないので今のところ心配ない。

しかし次回の検査では以前から気にしていたBUNとCREに加え、今回初めて引っかかった項目も注意して見なければいけないことになった。

おしりを舐めないようにカラー着用中。肛門腺破裂をやってしまったのです。

おしりを舐めないようにカラー着用中。肛門腺破裂をやってしまったのです。。。

(by 風木一人)

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