シニア猫の足がすべる原因は? 爪を切って肉球クリームを塗る。

ComSaf 猫 つめとぎ トンネル

ComSaf 猫 つめとぎ トンネル

猫がすべって怪我しないための対策

ムギは1階と2階を行き来して暮らしている。1階にはごはんとトイレ。2階にはひなたぼっこ。どっちにもムギにとってぜひ必要なものがある。
以前は何の問題もなかったが、今は階段を降りる姿が危なっかしい。明らかにゆっくり慎重に降りているし、途中で一休みすることもある。
猫も年をとれば高所が怖いのだ。
猫だから高いところを恐れないわけではなく、反射神経に自信があって、落ちるわけないと思っているから恐れないのだ。万一落ちてもうまく着地できる自信があるから高いところ、細い足場に平気でのぼるのだ。

ムギは今の自分の体力がわかっているからむやみと高いところにはのぼらなくなった。
階段を昇るのに苦労する様子はあまりないが、降りるのは少し難しいらしい。はらはらしながら見ていると、左うしろ足がするっと滑っていることがある。
原因はたぶん二つで、ひとつはツメだ。シニア猫にはよくあるそうなのだが、ムギのツメは分厚くなってしまってちゃんと引っこまない。いつも先端が出ているから硬いところを歩くとかつかつ当る。そして肉球が床を離れツメだけ床にのっている状態のときつるっとすべりやすい。
もうひとつ、肉球も若いときとくらべると柔軟性に乏しい。とくに冬は乾燥してかさかさしてくる。どうしてもすべりやすくなる。

ツメは爪とぎをあまりしなくなったせいもあるのだろう。分厚くなって切りにくいがすべり防止のためには適当な間隔で切らなければならない。動物病院に行ったときついでに切ってもらうこともある。

ネットで検索して、肉球には肉球クリームなるものがあることを知った。人間のハンドクリームなどと同様に肉球を荒れや乾燥から守ってくれる商品だ。
犬の飼い主さんのほうがよく使っているようだが(犬は外を散歩するからだろう)、猫の飼い主さんからも使ってよくなったという声が多数あった。
それで購入してみたのがこれ。

犬猫用みつろうクリーム 肉球クリーム 12g

犬猫用みつろうクリーム

安心、安全に徹底的にこだわりぬき、世界三大オイル(はじめて聞いた‐笑)のホホバオイル・オリーブオイル・椿油を配合、肉球の保湿・うるおい効果が期待できる蜜蠟クリーム、とのこと。
猫はすぐ舐めるから、舐めても安全なことは絶対条件だ。
日に数度塗っていると、ムギのやわらか肉球が戻ってきて、階段でのすべりも明らかに改善された。
うちは猫との生活を前提にしたリフォームで全室コルクタイルの床にしたが、階段を鉄製にしたのは失敗だった。鉄はすべる。
フローリングも床材によってはすべりやすいのでシニアの猫には危ないことがあると思う。もし肉球の乾燥が原因ならば肉球クリームはおすすめできる。

猫にもバリアフリー

猫もシニアになると若いころとはいろいろ違うので、猫のためのバリアフリーも気づいたことから進めていかなければならない。

キッチンやテーブルにはのらなくなったムギだが、椅子やソファにはまだのぼる。
椅子の上に暖房マットを置いた場所がお気に入りで、とっくに電源を入れなくなった季節でもなかなか片付けられない。
以前はいとも軽々と跳びのっていた。それが「いけるかなどうかな」と思案のすえ、えいっと跳ぶようになった。失敗することもあり、するとあきらめて他の場所に落ち着いたりする。
「無理かあ」と自分の衰えを見つめているのか、「最初からあんなとこのりたくないもんね」と強がっているのか。
本人がどう感じているかはわからないが見ている方はせつない。いっそ椅子の足を月に1センチずつ切ってやろうかと思う。
そういうわけにもいかないので台を置くことにした。

シニア猫 20歳のムギ 台からイスにのる

良かれと思って置いたのに最初は使ってくれなかった。わざわざ反対側から跳びのろうとしたりする(笑)。
でもそのうち使うようになった。
慣れないものはまず警戒するのが猫だ。とはいえムギはわりと適応するのが早い方な気がする。がんこではない。この性格にはいつも助けられている。
ムギありがとう。

(by 風木一人)

シニア猫ムギ20歳。腎臓病だけど機嫌よく暮らしています。

感謝の気持ちはちゅーるで表してもいいのにゃ。

ホテル暴風雨にはたくさんの連載があります。小説・エッセイ・マンガ・映画評など。ぜひ一度ご覧ください。<連載のご案内> <公式 Twitter

 

トップへ戻る