動物病院の選び方【21歳の猫ムギのブログ】

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大事だと感じた5つのポイント

偉そうなタイトルをつけてしまったがぼくは2つの動物病院にしか行ったことがない。だから当然たいしたことは知らない。ただ、ブログを読んだ複数の方から「いい先生にかかっていますね。どうやって探したんですか?」と訊かれたことがあるので、動物病院について感じたことを書いてみようと思う。おもに、何が大事だと感じたか、の話だ。

1、自宅から近いこと

これはものすごく大事。猫が若くて健康なうちはあまり動物病院にかかることはなく、定期健診やワクチン接種くらいだから少し遠くても気にならないかもしれない。しかし年をとるとあれやこれやで病院通いが多くなる。週1とか、場合によると連日通うことになる。すると猫にとっても人間にとっても近いことのメリットは絶大だ。緊急のときも数分の違いが生死を分ける可能性だってある。近いことはなににも勝るメリットといえる。
ムギが通った動物病院は2つとも徒歩10分以内だった。うちは徒歩圏内に少なくとも6つの動物病院があって、その中から選んだ。どこでもそんなにあるわけではないだろうし、都市部と地方でも状況は違うだろうけれど、まず近いところから当っていくのが正解だと思う。

2、待ち時間が少ないこと

これもとても大事。ムギは比較的通院ストレスが少ない猫だった。注射等痛いことをされれば暴れたが、行くだけでぴりぴりする感じはあまりなかった。それでも他の動物といっしょに待合室にいれば緊張するし、診察室から犬の吠え声が聞こえ続けている中で待ったときなどはまったくかわいそうだった。ストレスは病状を悪化させる。可能なかぎり待ち時間の少ない病院がいい。
基本的には予約制の方が待ち時間が少ないだろう。なかなか予約が取れないほど混んでいたら問題だが、ムギが通った病院は午前中に電話すればその日のうちに診てもらえないことはまずなかった。
人気がありすぎて長時間待つ病院はダメ、他の患者さんを見かけることがないほど空いている病院も怖い、ほどほどの混み方がいいと思う。

3、説明はていねいか

人間のお医者さんでもまったく同じだが、獣医さんの専門知識・見識を素人であるぼくらが評価するのはほぼ不可能だ。しかし診断や治療方針についてきちんと説明してくれる先生かどうかは話を聞いていればわかる。こちらからも質問すればもっとよくわかる。
ぼくはお世話になった2人の獣医さんにずいぶんいろいろ質問したし、両先生ともていねいに答えてくれた。先生の話をよく理解するためにこちらが勉強しておくことも大事だと思う。こちらに基礎知識があることがわかるとより詳細なことまで教えてもらえる感じがあった。「この薬を飲ませてください」だけでなく、どこにどんなふうに作用するかまで話が進む。そうした話を落ち着いてするためにも混みすぎていない病院がいい。次のワンちゃん猫ちゃんが待っているときに先生を質問攻めにはできない。

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4、手技(動物のあつかい)がうまいか

去年の夏に、長くお世話になったA先生のクリニックをやめ、B先生のクリニックに通うようになった。どちらも上に書いてきたようなことではよい獣医さん、よい病院だったと思っている。慢性腎臓病の治療について細部の方針の違いはあったが、どちらがより正しいかなどぼくにはわからない。ではなぜ主治医を変えたかというと手技である。

獣医さんは動物にさまざまな検査や治療をする。その中には動物が嫌がることがたくさんある。それでもできるだけ手際よく、動物にストレスを与えずやるのが手技のうまい先生だ。
去年の夏、A先生から「脱水対策に皮下輸液を始めましょう」と言われ数度通院でお願いしたのち、セカンドオピニオンがほしくてB先生のクリニックに初めて行った。(皮下輸液をするか迷った理由は以前こちらに書いた【皮下輸液(皮下点滴)は効くのか?】)

B先生も「皮下輸液を始めるべき段階」という判断だったので、してもらうことにしたが、すると明らかにB先生のときの方がムギが大人しくしているのだ。
なでたり声をかけたりリラックスさせながら、さっと注射を済ませるといった技術は、訓練すればだれでも同等に身につくものではなく、持って生まれたセンスが大きいような気がする。
そしてこれは獣医さんにとってとても重要な部分でもある。それでA先生に申し訳ない気はしたが、先生を変えた。B先生にはそれからムギが亡くなるまでの約1年間を見てもらうことになり、ずいぶん助けていただいた。出会えてよかったと思っている。

5、かかりつけは小さな病院でいい

近所に大きな動物病院がある人は少ないだろう。ムギが通ったのはどちらも獣医さんが一人の小さなクリニックだった(助手さんはいた)。
小さなクリニックではできない手術や検査もあるが、必要に応じて大きな病院を紹介してもらえれば問題ない。高度医療が必要なときは適切な病院を紹介してくれるか、またそれはどこの病院か、一度確かめておけば安心だ。
定休日や夜間に体調が悪くなったらどうするかも気になったから、通える範囲の動物病院で定休日が異なるところ、夜間対応しているところも調べておいた。結果的には使う機会はなかったが安心のためには役立った。

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うちはたまたまいい先生にあたったが、ネットで見るとけっこうピンキリだという声もある。近所によい動物病院があるかは運次第だし、あってもそこを見つけられるかは別問題だ。
いくらよいところを探すためであっても10件も回るのは現実的でない。理想的な病院があっても遠方だったら、そのために引越せる人もふつういないだろう。
ワンちゃんの飼い主はお散歩を通じて仲間ができ情報交換できるが、猫ちゃんの場合そういうことも少ない。

現実的にできることで意味があると思うのは、獣医さんとよく話すことだ。目の前の症状だけでなく、これまでの生活歴など、伝えられるだけ伝える。話すことでわかることはいろいろある。技術だけでなく患者や飼い主の気持ちによりそってくれるか、人柄の面も見えてくる。コミュニケーションが良好であれば診てもらっていて安心できる。話をじっくり聞いてくれなかったり、話の内容に違和感があるようなら、それはあまりいい先生ではないと思う。

(by 風木一人)


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