第44話 ドキ!勉強だらけのピアノ道
音大に行くにはピアノを休んで受験勉強をしろ!志望校に入るには学校を休んで塾へ行け!言われるがまま実践したサトコはどうなったかというと…?
津川聡子の漫画世界へようこそ。ふだんはフーセンガムみたいな漫画を描いてますが、ここではニンニク臭ぷんぷん北関東の人気駄菓子ハートチップル的漫画を描いてます。
音大に行くにはピアノを休んで受験勉強をしろ!志望校に入るには学校を休んで塾へ行け!言われるがまま実践したサトコはどうなったかというと…?
音大に入るためにピアノを休んで受験勉強をすることに矛盾を感じることもなく勉強をがんばっているつもりのサトコ、その成果は…?
自分にはピアノしかない…そのピアノも先生の言う通りにしなければモノにならない…そんな危機感に襲われつつピアノ道を進むサトコがぶち当たった壁は…!?
力を抜くことは、力を入れることより難しいし、力を抜くことを教えるのはもっと難しい。それをサトコに教えてくれた神原先生の神業はいかに!?
「悔しくないのか?」「悔しいです!」「俺はお前たちを殴る!」先生と生徒が泣きじゃくりながらそんな会話を交わすドラマが流行った時代、サトコとピアノの先生はというと…
大先生の風貌、お宅、ピアノの響き…あれはどこまでが現実でどこからが白昼夢だったのか?四半世紀以上たった今となっては確める術はありません。ただ、あの日いただいたありがたい言葉は、はっきりと覚えています。
ピアノ演奏に定規は使わないのに、なぜか昭和のピアノの先生は定規を持っていることが少なくなかった気がします。学校の先生はチョークを飛ばしたり、昭和という時代は、文房具が武器としても使われた時代でした。
子供の頃は、クラスで一番は世界で一番と同じことでした。自分は世界で一番、ピアノが上手いと思い込んでいた頃のお話です。
「おかしいなーおかしいなー…」目の前にいる人のことをそう思っているのは自分だけ?みんなはどうして平然としていられるの?もしかして自分にしか見えていないの?…という気持ちにさせられた人コレクションです。
やっとこサトコ版「思い出のアルバム」第三弾。スパイ大作戦(24話)ではかっこいいと大絶賛された母が、実はモンスターペアレントだった?!