世界の若者にインタビュー スポーツマネージメントを学ぶTAKさん(第5回)

TAKさんのインタビュー第5回です。第1回はこちらへ


人を知る世界を知るインタビュー

TAKさん

Q,周りの人が抱いている日本のイメージはどのようなものですか。

アニメや食事と言った文化的な側面で興味を持っている人が多い印象ですね。初めて会った学生はほぼ毎回アニメの話題を投げかけてきますし、好きな人は明らかに私より詳しいですね(笑)。またこちらのドラマで、お洒落な食事として寿司を食べにいくシーンを見掛けることもありました。

勿論、車をはじめとしたテクノロジーが発達している国だよね、ともよく言われます。実際に組織運営の授業の中で日本の車メーカー発の理論は度々登場してきましたし、やはり世界各地で日本車は信頼性が高い車ということで有名なようです。
実際に母国で家族が日本車を所有しているという話はよく聞きます。

他方、日本のスポーツに関してはアニメ、食事、車、テクノロジーなどと比べるとそこまで評価されていないと感じます。特にサッカーに関してヨーロッパ、南米の学生の発言からそのように感じ悔しさを感じる部分はあります。

アジア人からは同じアジア圏の出身ということで親近感を持ってもらえることも多く、また日本に行ったことがあるというアジア人が大変多くいたことには驚きました。
その一方で歴史や経済の話などで、議論をしかけられることもたまにあります。側面によっては日本人より彼らの方が学んでいることも多いので、こちらもちゃんと学んでおかないと一方的に言われてしまうということになります。

ただ、基本的にお互いに歴史や政治の話には正面からは触れないですね。なんというか、阿吽の呼吸といった感じです。例えば、韓国人の学生とも親しくなりましたが、昔は色々あったし今も国同士で対立する論点はあるけど、自分たち同士は仲良くやろうぜ、といった感じで接してきます。
ちなみに、中国人の反日感情や中国人観光客のマナーについて日本にいた際にメディアを通して先入観を持ってしまっていましたが、実際に話すと日本のことが好きで親切にしてくれる人が多いですし良い意味でカルチャーショックでした。

それよりは、現地人、特に子供からアジア人ということでからかわれたりすることはあります。自分自身、軽いものですが、泥団子を投げつけられたり、お尻を叩いて逃げられるなどはありましたね。中国人が、道端で現地の子供から “Go your country” と叫ばれているのを見たこともあります。とはいえこちらに来る前にはもっと頻繁に差別などを受けることを覚悟していたので、事前に思っていたよりは全然そういうものはないですね。

ただ、日本人とは文化や考え方が全く違っている人達がたくさんいます。その中で特に自身の振る舞いというよりは、受け止め方のほうが重要かなと感じています。日本では高品質なサービスや周囲への配慮を大切にする文化に囲まれてきたので、そうではない人達と接した時の寛容さという点こそ重要かなと思っています。

大した話ではないのですが、日本では通常はコンビニでレジの前に数人並んでいたらすぐにレジにヘルプが入っていましたが、こちらでは長蛇の列ができても平気で放置されているので、日本にいた時の感覚ではどうしてもイラっときてしまったりします。いちいち気にしているわけにはいきませんので、受け止め方について慣れていかなければと思っています。

また現実問題として、例えば図書館の会話禁止エリアで騒いでいる人がいつも特定の国の人たちであったりもします。国籍で差別しないというのは大前提ですが、現実に考え方や行動に地域性による傾向はあるんだと理解しました。
彼らからすると日本人は神経質で細かいことを気にするなと思うのでしょうから、これは純粋に違いということだと思います。ですので先ほど言ったように違いを受け入れる寛容さが必要なんだと思っています。

Q,どこか他の地域にも訪れたりしましたか?

イギリス国内だとストーンヘンジ、ロンドン、サウザンプトンあたりは訪れました。ロンドンは何度か訪れましたが行った場所のそれぞれで楽しめているので刺激的な街だと思っています。特にクリスマス明けのセール期間にショッピング街を訪れた時には街の盛り上がりに圧倒されましたね。

ビートルズ「アビーロード」世界一有名な横断歩道

「世界一有名な横断歩道」を渡るTAKさん

また国立美術館も一日中居ても楽しめるという感想を持ちました。
ビートルズのアルバムのジャケットが撮影された横断歩道、アビーロードが観光名所になっているのですが、今でも本当に普通の横断歩道なのにも関わらず色んな国籍の人が車にクラクションを鳴らされながら記念撮影している姿は面白かったですね。
国内だと今後はウインブルドンにテニス観戦に行ったり、F1のファクトリーの見学に行くのが目玉です。
イギリス国外にはまだほとんど行っていないので授業期間が終わったらせっかく近いのでヨーロッパの様々な国に訪れてみたいと考えています。

TAKさんのインタビュー、14日(日)更新の第6回へと続きます。