TAKさんのインタビュー第2回です。第1回はこちらへ。
Q,英語はどうやって勉強しましたか?
もともとは英語にさほど興味があったわけではないので、TOEICも400点くらいだったと思います。留学をしようと決めて以来、毎日最低3時間、1年半ほど勉強していました。イギリスに留学するためにはIELTSという試験で点数を取らなければならないため、その対策が中心でした。留学斡旋のエージェントも利用していたので、そこが提供するネイティブの先生によるクラスや、大手オンライン英会話も利用していました。
世の中で良いと言われる教材には色々と手を出してしまいましたが(苦笑)、「i Know!」という教材はずっと使いましたね(http://iknow.jp/)。
社会人が英語を勉強するにあたって大切なことは、適度なプレッシャーとモチベーションの維持だと思います。私の場合は留学のために会社を辞めたこともあり、もしIELTSの点数が足りなくて留学できなかったら…と考えると怖くなったのもありましたし、純粋に英語の勉強が楽しいと感じる部分もあり勉強を継続できました。
その一方で、どうしてもモチベーションが続かないということもあると思います。例えば語彙力は絶対に増やさないといけないですが、無理して単語集で覚えようとして挫折してしまっては元も子もありません。勉強しなければならない、という意識があるとどうしても嫌になってしまうので、自分なりに楽しく継続できる何かを見つけることが大切かなと思います。
私の場合は海外ドラマを英語字幕で見てリスニングの練習をしたり、Youtubeの英語学習用チャンネルの動画を見るのがこれにあたるかと思います。
Q,自身の英語力について、実際に留学して気づいた点は何かありますか。
ネイティブの人たちとは比べるべくもないですが、少なくともプレセッショナルコース(大学院スタート前にあった語学研修プログラム)の時の他の留学生たちと比べると、ライティング力や語彙力はあったと思います。
一方で、自身の英語力の方が劣っていると思う分野も多かったです。コミュニケーションに関するスキル、特にリスリング力は差を感じました。根本的に他の留学生たちに比べ英語を聞いていた量や回数が少なかったのだと思います。英語を聞いた際に、一度に聞き取れる情報量が全く違いました。また仮に聞き取れたとしても、頭の中で一度日本語に翻訳してから意味を理解しようとしてしまうので、スピードが追いつきません。
また、リーディング力についても、一般的に日本人は他の国の人たちに比べて良いと言われていますが、学術論文の読み込みは勿論、メールや学校からの資料にせよ膨大な量の情報を処理するのはとても大変な作業ですね。
そして、何よりプレセッショナルに参加している学生に比べ、大学院に直接入ってくるような学生の英語力は圧倒的でした。プレセッショナルの時に少しだけ芽生えた自分の英語力についての自信は、木っ端みじんになりましたね(苦笑)。
TAKさんのインタビュー、23日(日)更新の第3回へと続きます。