ポーツマス大学とは?

今回は私が学んでいるポーツマス大学の紹介をさせて頂きたいと思います。

正直なところ私は、ポーツマス大学?どこそれ?といったレベルでした。まぁオックスフォード大学とケンブリッジ大学以外は知らない、というのがイギリスの大学についての正直な私の認識ではありましたが(苦笑)

日本では決して有名ではないポーツマス大学ですが、一応日本語のページも用意してあります。(いつ更新されたかわからない感じですが…)。
http://www.portsmouth.jp/about/

ポーツマス大学2

ちなみに世界におけるポーツマス大学のランキングは、こちらのサイトによれば世界中の大学の中で500位以内で、上位2%に入るんだとか。例えばこれは日本の慶応大学よりも高い順位になっています。
https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/university-of-portsmouth

また全体の学生のうち約23%がインターナショナルな学生のようでして、特に中国人が占める割合はかなり大きいです。

参考までに、大学入学前に英語を母語としない学生向けに開催されるプレセッショナルコース(語学研修のコースです)では、約200人程度の学生がいましたが、おそらく8割を超える学生が中国人だったと思います。

ポーツマス大学は、中国人向けのコース(とは公式には言及していませんが)も用意していて、中国人だけで固まって勉強できるようにしているようです。中国人学生は大変魅力的かつ大きな市場のようですね。

ちなみに、中国人学生の海外への進出ぶりはすごいです。下記の記事によれば、イギリスの大学で修士課程にすすむ学生のうち、約25%は中国人で、これはイギリス人の約26%とほぼ同じ数字のようです。http://www.hefce.ac.uk/media/hefce/content/pubs/2015/201502/HEFCE2015_02.pdf

もっとも、中国人の学生に確認すると、インターナショナルな環境で勉強したいということは勿論ですが、中国国内の受験競争があまりに苛烈で、海外に留学した方が楽だという話もあるようです。中国の競争は本当に激しいみたいですね。

ポーツマス大学図書館

ここから、少しポーツマス大学からは話が逸れてしまいますが、こちらでの友人の中で日本の大学で学びたいという人がいたので、情報収集等色々とお手伝いをしました。しかし、日本の大学の手続きの煩雑さと言ったらイギリスの大学の比ではありませんでした。
そもそも日本語で情報を収集しなければならない、もしくは日本語でも情報収集ができてしまうのは、私からすると理解ができません。

たとえばこのサイト(http://www.studyjapan.go.jp/jp/toj/toj0302j.html)、政府が給付する外国人向けの奨学金のサイトですが、この立派な(日本語での)ページはいったい誰向けなのか、よくわからないのが正直な感想です。(日本人向けの奨学金ではないので、日本語は不要では?と思います)

そして、日本語で情報収集をしても、用意しなければいけない書面の多さや、手続きの煩雑さに悲鳴を上げそうになりました。とてもではないですが、外国人が気軽に日本の大学に留学しようと思える状況ではないと感じました。
このあたり、日本の大学がまだまだ国際色豊かになれない理由でもあると思います。

その点、上記した通り、ポーツマス大学は本当に国際色が豊かです。中国人だけでなく、イギリスの旧植民地、その他関係の深い国や地域の出身者も大変多いです。たとえばナイジェリアやカタール等がそうですし、アジアだと香港、ブルネイ、シンガポール、ネパールなどもそれにあたります。

多くの国から学生を募集し、学習させることは、世界中の人々にその国の(良い)イメージを伝える格好の宣伝の場でもあります。もっと外国人にとって日本の大学を選択しやすい状況になればいいのですが…。

一方で、ポーツマス大学では日本人学生はほとんどいません。
私が知っている限り約10人程度で、中国人のそれと比べると比較になりません。
ロンドンの大学ではまた状況が異なるという話も聞いたことがありますが、少なくともポーツマス大学を見る限り、日本人の影が薄くなってしまっていて、海外で学ぼうという気概が他の国の若者に比べると薄いように思います。タイやインドネシア、マレーシアといった他のアジアの国々と比べても学生の数がかなり少ないのは、とても問題だと感じました。

最後は少し話が脱線してしまいましたが、ポーツマス大学は大変過ごしやすく、またイギリスは勿論、世界中の様々な人や文化に触れる機会が得られる大学だと思います。もし、海外の大学で勉強してみたい、という方がおられましたら、是非選択肢の中の一つに加えてもらえればと思います。

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