イチダースノクテン 6
100円セール中のまるあげドーナツに盗難事件が発生し始めた頃、授業が終わった点田は、天晴大学の学食で合成イクラ丼を食べていたのだが……
100円セール中のまるあげドーナツに盗難事件が発生し始めた頃、授業が終わった点田は、天晴大学の学食で合成イクラ丼を食べていたのだが……
「あら、また向かいのベーグル店に鳩が集まり出しているわよ」「そういえば、さっき大学で弱田に会った時に言ってたな……『当店のベーグルは、鳩エキスを使用しています』の張り紙が……
昨日の鳩と女田の盆踊り事件は、休憩から帰ってきたハトムネが、またもや偶然にも「ボッボボー!」と例の野太い鳩の鳴き声のようなくしゃみをしたお陰で鳩が飛び去って一件落着したのだが……
「点田くん、もしかして昼食はベーグルだったんじゃない?」円田店長は、普段はドーナツのように丸く金太郎ように健やかな顔をしていているのだが、今、点田の前のその顔は……
鳩らが舞い上げた砂ぼこりが収まっていく中から西部劇のワンシーンのようにぼんやりと現れて近づいてくる巨大鳩であったが、それは鳩ではなく……
暖かな日差しを受けながら公園のベンチに座っている点田一(てんだ・はじめ)を取り巻くように鳩が集まってきているのだが、点田は鳩が滅法苦手な上に、鳩の狙いが……
武装(豆絞り他)した阿照が立ち向かったのは、意外なペンギンであった。あることを告げられ、悩む阿照が出した答えとは……!? 泣いても笑っても泳いでも飛んでも、今回が最終章の最終話! さよならペンペン!
バカンスから戻ってきた黄頭が挙動不審である原因をクラゲがバラしてしまう。一方、失恋確定と落ち込む阿照は、腹撫でにより啓示を得て、混卵の冒険隊に応募。そして、数日後、阿照の元に一本の電話がかかってくる。
アイドルイベントで1位になった鈴子に、イケペンの阿照山カッコ好が急接近。落ち込む阿照は、偶然「ペンギン冒険隊・隊員募集中」と印刷されたポスターを見つけ、その文言にペンペンとした初めての感情を覚える。
崩壊を免れたペンギン世界は復興の真っ最中。ホドヨイ区でも店の修復や再建が進む。そんな中、ライブハウス「フィッシュぼーん」でNo.1アイドルを決定するイベントが開催されるが……!? 最終章スタート!