・・いわかげ
いわかげに
くちぶえでうちたおした
やがて
おんせいがふっきすると
かに やどかりが はさみをふってはやしていた
ふなむしは
ふなむしたちをがしゃがしゃならした
はまのまさごのこきゅうおんが しゅう かふん しゅかふっふ
べつになにもいってませんよ と つきはそっぽをむいた
なみは これはもう はっきりとわらっていた
うるせえええ
およぎつかれてもどってくると
ふくをきたうらぎりものが
こどもじゃあるまいし
とかなんとかいった
むらさきいろのくちびるでもういちどころそうか
はじめてのようにふるえながら