詩が僕らを分かつまで
・・詩が僕らを分かつまで 率直に言えば という前置きさえ僕はもはやためらうまい 常套句からの離脱だって 毎度毎度...
・・詩が僕らを分かつまで 率直に言えば という前置きさえ僕はもはやためらうまい 常套句からの離脱だって 毎度毎度...
・・願い あるロックシンガーの言葉をまねて 誰にでも書ける詩が書きたいと言ったら ああまさにそうだ誰でも作れる詩の...
・・素数 またひとり立ち去っていく 振り向かないで 片手を挙げて かっこいいじゃないか 真実をひとつ言葉にす...
・・だんだん だんだんよくなっていくといいとおもうんだ だんだんしあわせになるといい これいじょうがあるだろうかの...
・・親切 人間は口さがないから色々言うけれどもね われわれは基本的に素直で親切なのだよ 愛されなかったことを心残り...
・・非常口 緑の人が 非常口から出ていく そのすがた はしって出ていくその先は 白い光にみちている ...
・・いわかげ いわかげに くちぶえでうちたおした やがて おんせいがふっきすると かに やどかりが はさみ...
・・ナシゴレン ナシゴレンが食べたい 梨と マンゴーと オレンジに似た果物を僕は想像する 知っているところから...
・・電線 安い葡萄をむいたら指先の傷にしみた などという記憶が不意によみがえる ほかに思い出もなくて むきだ...
<この投稿は暴風雨サロン参加企画です。ホテル暴風雨の他のお部屋でも「優雅に叱責する自転車」 に関する投稿が随時アップされていきます。サロン特...