第117話 クリスマス反芻

住みながらDIYリフォーム中の新居で、初めてクリスマスの飾り付けをしました。

これは吉ちゃんが4歳の頃、紙袋を解体した裏紙に描いたものです。この頃の吉ちゃんは四六時中お絵描きしてました。下に飾ってある赤い汽車は、タコシェの中山亜弓さんからいただいたクリスマスカード。タコシェでは二十代のころ5年間バイトしていました。

これは吉ちゃんが幼稚園で、私と一緒に作ったものです。まだ八ちゃんは生まれていませんでした。羊毛ニードルを始めたての頃で、今見ると刺し方が甘いなぁ…

こちらは八ちゃんが幼稚園で作ったものです。行事で一緒に芋掘りした時にとっておいた蔓を利用しています。

吉ちゃんの部屋の扉を白く塗って、下北沢の古道具屋で買ったフックを取り付けたところに引っ提げてます。

左右:吉ちゃんと八ちゃん、それぞれが幼稚園で作った松ぼっくりのツリー。

中央左:八ちゃん幼稚園の頃の作品

中央右:結婚する前に、当時弟が住んでいたスイスへ両親と行った時、母が買ってくれたマッチ箱

奥:服部奈々子さんのポストカード

両端に見切れて写っているカードはパリのクリニャンクール蚤の市で買ったもので…

中にメッセージが記されてます。なんて書いてあるのかなぁ

ちなみにフランスも弟が住んでいた時期に、両親と一緒に行きました。

八ちゃんが小学一年生の頃に作ったお人形に、公園で知らない子どもが作って売っていたツリーを被せています。

15〜20年前に、ネット通販で椅子を買ったらおまけに付いてきたサンタクロース。サンタは可愛くない方が私は好みです。

30年前、友達にプレゼントしたら返されたいやげものの達磨大師に、手作りの帽子を被せたもの。誰だってサンタになれる!

中本繁先生主催のくるくる紙芝居展に参加した時に作ったもの。左は水野真帆さんの作品です。吉ちゃんが生まれる前、母が世田谷ボロ市でお店を出していた頃、私も隣で似顔絵を描いたり、雑貨を売ったりしていました。その時、真帆ちゃんからいただいたものです。

十数年前に、友達のRさんからいただいたオブジェと、Rさんがうちに遊びにきた時、お喋りしながら作った羊毛ツリー。Rさんも一緒に素敵な作品を作っていました。

2年前、ホテル暴風雨展4周年記念イベントで展示した小さな額。コロナで緊張感が走る時期でした。

右下は堀道広さんの花器とへら。近所に住んでいた堀さんが引っ越す直前の慌ただしい時期におうちにお邪魔して、たくさんの中から私好みのお顔の花器を選ばせてもらいました。

これはてる君の大学時代の落研サークルの後輩から、吉ちゃんの出産祝いにもらったウィンドチャイム。その後輩は、訪問販売で「全然売れなくて困っている」と泣きながらこれを売りつけられたそうです。こんなものを訪問販売で売る人、買う人、世の中には色んな人がいるんだなぁ〜

クリスマス飾りは、以前はムードを盛り上げるためにしていましたが、最近は、思い出を反芻するためにしている気がします。時が経つほど味わいが増します。

(津川聡子 作)


*編集後記*   by ホテル暴風雨オーナー雨こと 斎藤雨梟

津川聡子作「やっとこ!サトコ なう」「第117話 クリスマス反芻」いかがでしたでしょうか。新品の時が最高に美しいものではなく、古くなるほど良くなるものが好き、とは他ならぬ津川聡子さんの言。時を経て輝きを増した思い出の品の数々が飾られたニューサトコハウスのクリスマスはそのサトコスピリットの集大成、うっとりしますなぁ……。いやげもの達磨大師までこの世にふたつとない自分だけの素敵なクリスマス飾りにしてしまう魔法、真似したい! みなさまのこれがうちの自慢だTheオリジナルクリスマス飾りも、ぜひ教えてください。

「やっとこ! サトコ なう」へのご感想・作者へのメッセージは、こちらからどしどしお待ちしております。

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