新年≠1月1日? 世界の新年事情。

皆様あけましておめでとうございます。
今年は日本で新年を迎えることができました。昨年はイギリスで、その前年はフィリピンでお正月を迎えたため、なんだか久しぶりの日本のお正月です。

やはり日本人である私には忘年会から続く一連の新年の雰囲気は特別なものなのですが、実はそれは世界共通のことではありません。
そこで、今回はイギリスで触れた世界の新年事情をお伝えしてみたいと思います。

私もイギリスに行ってから気づいたのですが、そもそも新年を祝う日が1月1日でない地域や民族が結構あります。正確には、(太陽暦も並列して使っているので)1月1日も新年だけれども、それぞれの地域の暦もあり、その暦上の新年がより重要な意味を持つ、ということになります。

たとえば、有名なところでは中国の文化圏がそうですね。彼らは1月1日も新年としてお祝いしますが、旧暦の正月(一月末から2月頃の新月の日)で春節とよばれる期間の方がより重要です。従って中国人が長期休暇を取り、田舎に帰ったりするのもこの時期ですね。ちなみに赤袋というお年玉のような文化もあるそうです。
これは海外に来ていても変わることはなく、イギリスに留学している中国人のコミュニティーでも新年を祝うイベントを行いますが、それも春節を祝う場です。
なお、日本でも明治以前は旧正月を正月としていたようですね。明治政府が太陽暦を導入したため、新年を迎える日が1月1日になったのだとか。

また、イスラム教徒も独自の暦を持っており、それに従った新年があります。時期は変動するようですが、例えば去年だと9月頃に新年を迎えていましたね。さらに、シーク教やユダヤ教、ヒンズー教にもそれぞれ独自の暦に基づく新年があるようです。

一方、イギリスでは新年は日本と同じく1月1日に迎えます。日本と同じく、いやそれ以上に華やかに新年を迎え、各所でパーティーのように騒いでいたり、花火が打ち上げられたりしていました。ただ、イギリスで新年を新年として祝うようになったのは(そして1日が祝日になったのも)ここ最近のことのようです。今でこそ、1月1日は祝日ですが、逆に言うとその日だけですし、今年のように1月1日が週末に重なると何事もなく進んでいきます。
イギリス人を含むキリスト教の文化圏の人たちにとっては、その前にあるクリスマスの方が大切です。また、既にそこで1週間程度休みはとっていますので、そのまま新年も休みというわけにはいかないのだとは思います。

世界を見渡すと、新年=1月1日=長期休暇、といった日本のようなシステムを取っている国は意外に少ないのかもしれませんね。

いずれにせよ、今年もいよいよ本格始動です。このページ、「人を知る、世界を知る。」は今後もしばらく同様の形式で進めていきます。また今年中には、特定の地域と人にスポットを絞った新しい企画も考えておりますので、そちらもご期待ください。

本年も一年間、どうぞよろしくお願いいたします。