「世界はコールとレスポンスで出来ている」、前回に続き授業でブルースの歌詞を書く話です。
ブルースには、楽曲、歌詞ともに定型があるんですね。ぼんやりと聴いてきたので、こういう構造を持っていたことを初めて知りました。
短歌や俳句でもそうですが、定型というのは制限であると同時にエンジン、それがあるゆえ表現しやすくなる乗り物のようなものです。
定型を踏めば、慣れない人でも、自分の中にあるものを出しやすい。
まったく素人である学生から、ぐっと来る歌詞が出てくるのは、そのせいもあるでしょう。
ある学生さんが書いたという「帰宅ブルース」、素晴らしいですよ。