イチダースノクテン 3
「点田くん、もしかして昼食はベーグルだったんじゃない?」円田店長は、普段はドーナツのように丸く金太郎ように健やかな顔をしていているのだが、今、点田の前のその顔は……
浅羽容子による絵と脱力ファンタジー小説。4649どーぞ。
「点田くん、もしかして昼食はベーグルだったんじゃない?」円田店長は、普段はドーナツのように丸く金太郎ように健やかな顔をしていているのだが、今、点田の前のその顔は……
鳩らが舞い上げた砂ぼこりが収まっていく中から西部劇のワンシーンのようにぼんやりと現れて近づいてくる巨大鳩であったが、それは鳩ではなく……
暖かな日差しを受けながら公園のベンチに座っている点田一(てんだ・はじめ)を取り巻くように鳩が集まってきているのだが、点田は鳩が滅法苦手な上に、鳩の狙いが……
武装(豆絞り他)した阿照が立ち向かったのは、意外なペンギンであった。あることを告げられ、悩む阿照が出した答えとは……!? 泣いても笑っても泳いでも飛んでも、今回が最終章の最終話! さよならペンペン!
バカンスから戻ってきた黄頭が挙動不審である原因をクラゲがバラしてしまう。一方、失恋確定と落ち込む阿照は、腹撫でにより啓示を得て、混卵の冒険隊に応募。そして、数日後、阿照の元に一本の電話がかかってくる。
アイドルイベントで1位になった鈴子に、イケペンの阿照山カッコ好が急接近。落ち込む阿照は、偶然「ペンギン冒険隊・隊員募集中」と印刷されたポスターを見つけ、その文言にペンペンとした初めての感情を覚える。
崩壊を免れたペンギン世界は復興の真っ最中。ホドヨイ区でも店の修復や再建が進む。そんな中、ライブハウス「フィッシュぼーん」でNo.1アイドルを決定するイベントが開催されるが……!? 最終章スタート!
貴族の帰還により、穴だらけの世界に希望の光がもたらされる。そして、貴族が開講した教室でペンギンたちが習得した技とは!? 黄頭たちのマシーンの発明は間に合い、ペンギン世界の崩壊を阻止できるのか!?
全区合同ペンギン会議が開かれ、黄頭とマリンが異変の原因と打開策について話す。しかし、その最中、ある店が突然空いた穴に落ちて消えてしまうという事件が勃発。このままペンギン世界は崩壊してしまうのか!?
大穴にハマった皇帝を貴族が助けた時、二人は不思議な感覚を体験する。一方、黄頭たちの調査は進むが、各地での穴空きも加速。ペンギン世界の崩壊を阻止しようと、王は全区合同ペンギン会議を招集することに決める。