
漢字師匠(マスター)への道 No.001「漢字の勉強 始めるよ!」
おまんたせしましたー! 漢字漫画の新連載が始まりました! ハト子とワン太が、少しずつ漢字を読み書きできるようになりながら、憧れの「漢字師匠(マスター)」を目指します。この「漢字漫画」を読んで、皆さんもご一緒に漢字を勉強して覚えていきませんか!?
浅羽容子による絵と脱力ファンタジー小説。4649どーぞ。
おまんたせしましたー! 漢字漫画の新連載が始まりました! ハト子とワン太が、少しずつ漢字を読み書きできるようになりながら、憧れの「漢字師匠(マスター)」を目指します。この「漢字漫画」を読んで、皆さんもご一緒に漢字を勉強して覚えていきませんか!?
好評発売中・イラストレーター5名による空想絵物語アンソロジー『五つの色の物語』に収録された<黄の物語>『サスキ氏の黄色い一日』(浅羽容子)の冒頭部分を試し読みできます。舞台は謎の町「甘蕉町」、住人たちも随分な個性派揃い。引っ越してきたばかりのサスキ氏に起こるのは!? 独特のユーモア溢れる文体で綴られたハッピーな脱力ファンタジーです。
「ポッポッポッ、ハトガポッポッ……」 自分を優しく撫でる懐かしい感触で瞳を開けたひとみの前にいたのは美田夫妻で……
ささやき森林公園のひとみの店での一件から数日後、すでに盗難品の赤いものやレシピが返却されているまるあげドーナツは平穏な雰囲気に戻っていて、円田店長も……
「ひとみさんと初めて会ったのは、このささやき森林公園で、私が本業の出張に来た夜のことです」 貫田が、丸い腹を合いの手のように時折ポポンと叩きながら話し出したその内容とは――
外から自分を呼ぶ男女二人の声を聞いたひとみは、 「ポ!」 と首を伸ばしたまま体を固まらせてしまったが、そんなひとみを肩に乗せたハトムネは……
「ポポ……ドナタデスカ?」 ハトムネと点田が入った店のような建物の奥から声が聞こえてきて、そこから出てきたのは……
青空に白い満月が浮かび、そして、鳩が飛ぶ――円田店長の新作ドーナツのレシピを持ち去った頭に何か赤いものをつけた鳩は「天晴市立ささやき森林公園」へと消えたが……
100円セール中のまるあげドーナツに盗難事件が発生し始めた頃、授業が終わった点田は、天晴大学の学食で合成イクラ丼を食べていたのだが……
「あら、また向かいのベーグル店に鳩が集まり出しているわよ」「そういえば、さっき大学で弱田に会った時に言ってたな……『当店のベーグルは、鳩エキスを使用しています』の張り紙が……