「般若心経の秘密」 第7話(出典:般若心経秘鍵)
玄奘三蔵のマネをしてインド行きを敢行した義浄三蔵法師の訳では、末尾の「効能書き」がある代わりに題名から「摩訶」が省かれていて、さらにその後輩...
東西の古典を、きわめて平易な現代語に訳出する試みです。 意によって大幅に構成を改編し、読みやすくするために潤色を施しています。
玄奘三蔵のマネをしてインド行きを敢行した義浄三蔵法師の訳では、末尾の「効能書き」がある代わりに題名から「摩訶」が省かれていて、さらにその後輩...
このお経のタイトルは「仏説摩訶般若波羅蜜多心経」である。 漢字で書いてあるのだから中国語なのだろうと思いがちだが、実はそうではない。「...
オレはこのお経を解説する場合、その内容に従って五つに分解することにしている。 般若心経は広く流布したお経であって解説者・研究者の数はア...
「是故空中無色受想行識」云々のパートでは「全ての事象は意識の現れに過ぎず、そしてその「意識」をとらえることはできないので存在しないのと同じで...
さて、般若心経(正確には「大般若波羅蜜多心経」)といえば、読んで字のごとく般若菩薩の「心真言」、つまり「心」に関する真実の悟りの境地を述べた...
世間では「仏の教え」というとどこか遠く雲の上のことのように考えているようだが、オレに言わせれば、これがそもそも大マチガイだ。それは生まれつき...
<まえがき> 弘法大師空海といえば言わずと知れた真言宗の開祖ですが、日本各地で温泉を掘ったり両手両足と口で筆を持っ...
親切な友人の忠告には聞こえないふりをして悪い仲間とばかりつるみ、悪事をなすことあたかも呼吸をするかのごとくであった。 自分の利益のため...
<まえがき> 弘法大師空海による創建から300年後の平安時代後期、真言宗総本山である高野山は源平争乱に向かう世情の中にあっ...