別訳【夢中問答集】梵僊和尚による後書き(再版時) 2/2話 <<最終回>>
確かに、国師がここに書かれていることを話されたのは、あくまでも悩める副将軍だった足利直義さんの質問に答えたまでなのであり、その他多勢の役に立...
確かに、国師がここに書かれていることを話されたのは、あくまでも悩める副将軍だった足利直義さんの質問に答えたまでなのであり、その他多勢の役に立...
私がこの本の後書きを書いてから、もう三年以上が経過した。月日のたつのは本当に早いものである。 さて、先日のことだが、修行僧たちを束ねて...
なに? 読めもしないのに、なんで書いてあることを知ったかぶって褒めたり、「これは仏の再来じゃ!」とか言うのかって? オマエな、天が何か...
注:「夢中問答集」の出版にあたり、鎌倉時代末期(1330年頃)に中国(元)からやってきていた高僧、竺仙梵僊(じくせんぼんせん)が依頼によって...
足利直義:和尚さま、これが最後の質問です。 究極の真実を私に、いえ、全ての人々に示してください。 ズバリひと言でお願いします! 夢...
足利直義:あのですね…… 今までの問答を書きとめておいたら、結構な分量になったのですが、これ、出版していいですかね? で、もしOKならばも...
伝教大師最澄は仏教の宗派を綿密に分類して論評を加えたが、禅宗に関する批判はひとつもない。 弘法大師空海は十住心論を書き下ろして顕教と密...
最澄の弟子で唐への留学経験もある円仁大師慈覚も、山の上に建てた禅堂で修行に励んだそうじゃ。 また、空海の甥で唐への留学経験があり、後に...
文字・言語を使わずに教えを伝えるというのは、なにも禅宗の専売特許ではない。 かつて伝教大師最澄が弘法大師空海から理趣経の解説本を借りよ...
足利直義:さて和尚さま、「禅宗のヤツらときたら、お釈迦様の教えを文字通りに受け取らず、理論の研究もせず、『教外別伝』の名のもとに個人的な思い...