木陰の豆ハンモックにて

みなさまこんにちは。
ホテル暴風雨、造園係のラウです。

今、スタッフの間では、巨大豆ぶらんこにもう乗った?が挨拶代わりになっています。

シェフ・シムシムが大きな莢のぶらんこも作ってくださったおかげで、私はもちろん乗って楽しみましたよ!

ただ、ちょっと高いところが苦手なので、楽しいけれどスリルがありすぎでした。そこで、高所や大きな揺れが苦手な方も楽しめるよう、例の豆の木ではなくもう少し低い木に、巨大豆の莢でハンモックを作ってみたんです。これなら、すぐにでもお客様に楽しんでいただけるのではないでしょうか。

まだ謎が多いこの豆ですが、スタッフの試食会も何だかんだで開催決定したみたいですし、いろいろ楽しみです。

ラウちゃん、ヤッホー!!

ラウ:「ツボミさん、こんにちは。あれ、さっきまで一緒だった、ハナちゃんは?」

ツボミ:「それがもう、ぶらんこに乗ったきり戻って来やしないんだから。それより聞いたよ、あの新種巨大豆の名前、いよいよ発表するんだって?」

ラウ:「そうなんです。試食会の前にお披露目することになりました。そうだ、ツボミさん、いいところに来てくれました。ちょっと手伝ってもらえませんか」

ツボミ:「いいけど、どんなこと?」

ラウ:「試しに作ったハンモックが、ちょうどツボミさんサイズなんです。ちょっと乗ってみて欲しいんですけれど」

ツボミ:「ほんとに?私、一度ハンモックでお昼寝してみたかったんだ!」

ツボミ:「うわ〜、かわいいね、豆ハンモック。さっそく乗ってみていい?」

ラウ:「もちろんです。まずはぶらんこみたいにお尻から座って乗って、それから向きを変えてください。あ、体を少し斜めにすると、ハンモックが丸まりにくくて快適かもしれません」

ツボミ:「こんな感じかな?あ、何これとっても気持ちいい!」

ラウ:「高さとか、揺れ方とか、どうでしょう?莢やロープの強度は十分なので、お客様用に作って問題ないとは思うのですが、高いところが苦手な方でも楽しめるようにしたいんです」

ツボミ:「うーん、私、高いところ平気だから何とも言えないけれど、大丈夫じゃないかな」

ラウ:「そうでしたか。高いところが苦手な人って誰かいませんでしたっけ?私はそうなんですが、このサイズじゃ乗れないし……」

ツボミ:「私くらい小さい生き物は、たいてい高いところから落ちても大丈夫なんだから、このサイズのは気にしなくていいと思うよ」

ラウ:「ええっ!?そういうものなんですか?」

ツボミ:「だいたい体長の3乗に比例して体重が増えるけれど、体の重さを支える部分の面積は体長の2乗にしか比例しないでしょう?だからサイズの大きい人の場合は……」

ラウ:「わ〜!!ちょっと待ってください、難しくてよくわからないのでもう一度わかりやすく説明してくださいな」

ツボミ:「うん、いいよ。でもその前に、新種豆の名前教えて!」

ラウ:「それはまだ秘密ですよ」

ツボミ:「ええ〜!?」

ラウ:「で、さっきのお話ですが、体の小さい人が高いところが平気な理由は、体長の2乗に……ええと、何でしたっけ?」

あれ?ツボミさん、寝たふり?ていうか、まさかほんとに寝ちゃった!?
う〜ん、ハンモックの高さ、これでいんでしょうか。寝心地が良さそうだからいいのかな?
でも、大きなサイズのハンモックは高すぎないよう工夫しないといけませんね。ってことは、私よりも体の大きい人用の場合、更に低くしないといけないんでしょうか。

もう少し研究して作ってみますので、みなさまもホテル暴風雨にお越しの際は、豆ハンモック、ぜひお試しくださいね。ラウでした。


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「ホテル暴風雨の日々」続きをお楽しみに!暴風雨ロゴ黒*背景白


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