みなさまこんにちは。客室係のハナです。
今日は海中階のメンテナンスがあったので大忙しでした。そうだ、チヨさんに報告しないと……
ハナ：チヨさ〜ん、ハナです、入ります。
チヨ：おやハナちゃんかい。どうしたものかね、この荷物。
ハナ：すごい！ チヨさん、来週お休みでしたよね。どこか旅行へ行くんですか。それにしても今からパッキングして準備万端ですね。
チヨ：東京へ行って、その後エブン共和国へ行く予定なんだけどね。
ハナ：エブン共和国って、あの魔法使いや竜や人魚がいるっていう謎の国ですか？
チヨ：しかも美味しいものが色々ある国なんだよ。
ハナ：いいなあ〜。
チヨ：あやしいキノコもいっぱい生えてるっていうんで、ジュロウさんがメギくんを研修旅行に連れて行くとか行かないとか。
ハナ：いいなあ、いいなあ〜！ でもなぜまず東京に行くんですか。
チヨ：それがだね、幻のエブン共和国の「グルメ読本」が出て、東京でしか買えないらしいんだ。こんな本なんだが。
エブン共和国 幻惑のグルメ読本 / ホテル暴風雨 絵画文芸部
ハナ：著者は、ホテル暴風雨 絵画文芸部？ あ、知ってます。4649号室の浅羽容子先生、2017号室のクレーン謙先生、2357号室の松沢タカコ先生、3988号室の芳納珪先生、それに斎藤雨梟オーナーが作った「部」なんですよね。それなら東京まで行かなくても手に入るんじゃないですか？
チヨ：いやいや、オーナーが、2019年11月24日の「文学フリマ東京」でいの一番に販売すると言い張ってるので、早く読みたかったら文学フリマに行くしかないんだよ。
ハナ：チヨさん、そんなに早く読みたいんですね……。
チヨ：エブン共和国は幻の国、情報は貴重だからね。しかも不思議な料理の話やレシピまで載ってる本だというから気になって。
ハナ：装幀は松沢タカコ先生、装画はクレーン謙先生ですって。可愛い表紙ですね〜。ところで、エブンでおしゃれするためにそんな大荷物なんですか？
チヨ：それもあるんだが、文学フリマ東京には、私の甲羅ファッションおみくじ本「カメチヨ日記」も出るんでね。
カメチヨ日記 / 斎藤雨梟
ハナ：甲羅ファッションおみくじ本……！？ な、なんですかそれ。
チヨ：「ホテル暴風雨の日々」第3話が収録されているほか、こんな
チヨ：縁起の良いカメみくじの本なんだよ！
ハナ：チヨさんの着せ替え甲羅が満載なんですね。でもおみくじなのに運勢とかが書いてない？
チヨ：世にも珍しい、画期的な「占わないおみくじ本」だから。でもこの本が出てからもう１年ちょっと。私の甲羅ファッションも続々と新作がてきているし、そろそろ新しい本も出してもらえるよう、オーナーに見せてプレッシャーをかけておかないと。
ハナ：この着せ替え甲羅、全部オーダーメイドなんですよね。
チヨ：ファッション性はもちろん、共布ストラップ付きで首のフィット感がいいのが自慢だよ。
ハナ：コレですね……
ハナ：私もトランクの上に乗るのなら手伝いますよ。マイスプーンマイフォークにマイ箸も持って行くんですね。
チヨ：旅にはそれが一番大事だからね！ そうだハナちゃん、文学フリマ東京には、浅羽容子先生のケロミちゃんの本「シメさばケロ美の小冒険」も出るらしいよ。
ハナ：ええ〜っ！？ ケロミちゃんが本になるの？ 私も行きます！！
というわけで、お近くのみなさま、エブン共和国やチヨさんのオートクチュールファッションにご興味ある方、文学フリマ東京へぜひお出かけくださいね！ハナでした。
ホテル暴風雨オーナー斎藤雨梟です、こんにちは。
チヨさんハナさんからお知らせがあった通り、
絵を描き文章も書く仲間 「ホテル暴風雨 絵画文芸部」（浅羽容子、クレーン謙、松沢タカコ、芳納珪、斎藤雨梟）が「文学フリマ東京」に参加します。たくさんの書き手が本を手売りする本の大即売会です。老いも若きもプロもアマチュアも個人も出版社も集まっての楽しいイベントですのでぜひお運びください。
五人がエブン共和国の「食」をテーマとして書いた短編小説集「エブン共和国 幻惑のグルメ読本」（カラーイラスト、レシピつき）を販売いたします。
日時：2019年11月24日（日） 11:00〜17:00
会場：東京流通センター（東京・「流通センター」駅すぐ）
入場無料
ホテル暴風雨 絵画文芸部のブースは「コ-２７」です。入場無料。詳しくは文学フリマ東京の公式サイトへ。
また、チヨさんの謎本「カメチヨ日記」は、11月23日（土）開催 「カメ DE show」にも、カメさんグッズとともに持って行きます。こちらもぜひ！
日時：2019年11月23日 11:00〜16:00
会場：東京卸商センター（東京・「浅草橋」駅徒歩５分）
入場無料
公式サイト
ホテル暴風雨ではみなさまからのお便りをお待ちしております！
「ホテル暴風雨の日々」続きをお楽しみに！
