みなさま、新年明けましておめでとうございます。
ホテル暴風雨、ベルボーイのメグロです。
うーむ、何かが起こる、何かとてつもないことが起こる!
今年はそんな予感がしてたまらないのですが……
みなさま、明けましておめでとうございます。
同じくベルボーイのメアカです。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
メアカ:「いやあ、年末年始は賑やかだよねえ」
メグロ:「そうだね〜。毎年いらっしゃる赤いコスチュームにゴージャスなツノのあのお客様方とか」
メアカ:「ゴージャスな船に乗っていらっしゃるあのお客様方とか、お会いできるのが楽しみだよね。でもメグロくん、戌年は意外だったね」
メグロ:「そうだよねえ。と、言うのも、何年前からか、干支に因んで、今年ならば犬のお客様や戌年のお客様にちょっとしたサービスをしているのですが」
メアカ:「何せ今年は戌年。12年間のうち一番穏やかな年くらいに思っていたのに」
メグロ:「うんうん、少なくとも、辰年の時みたいなことにはならないと思っていたのに」
メアカ:「いらっしゃいましたからね、ウオーさん、サオーさんの古いお友達、ケルベロスさんが。メグロくんなんて気絶しかけてたじゃない」
メグロ:「何を言ってるの、メアカくんなんか、前はぬいぐるみを見ただけで大騒ぎしてたくせに」
メアカ:「失礼な。私はホテルスタッフの心得として、首の数なんかでお客様を判断しませんよ」
メグロ:「はいはい、それが大事だよね。でも、予約しないで急にいらしたものだから、ウオーさんとサオーさんもびっくりして大喜びだったね」
メアカ:「うん、素敵なサプライズプレゼントだね……ていうか、古いお友達でもあんなに驚くんだから、ぼくたちが気絶しそうになっても、そりゃあ仕方がないよね」
メグロ:「そうだねえ……首の数っていうかなんていうか……」
メアカ:「ちょっと怖いよね、第一印象が……」
メグロ:「ウオーさんとサオーさんもものすごく温厚で優しいし、見た目で判断できないことは十分わかってるんだけど」
メアカ:「見た目は可愛いのにめちゃくちゃな人もいるしねえ」
メグロ:「メアカくん、それ、シェフ・シムシムのこと言ってる?」
シムシム:「誰だね私の噂をしとるのは」
メアカ:「うわ〜っ!!な、なんでもありませんよ」
シムシム:「はっはっはっ、また11年後の酉年が楽しみだねえ、きみたち」
そ、そうですね……
というわけで、みなさま今年もどうぞホテル暴風雨をよろしくお願い申し上げます。
メグロでした。
ホテル暴風雨ではみなさまからのお便りをお待ちしております!
「ホテル暴風雨の日々」続きをお楽しみに!