休載特別篇 反省文

今回はいつものマンガはお休みして、反省文になってしまい、ごめんなさい。8月は子どもと一緒にだらだらと過ごしてしまいました。子どもは夏休み最終日(9月1日)に死に物狂いで宿題を終わらせていましたが、私はその監督業に専念し、学校が始まると解放感から気が緩み疲れがどっと出て、とうとうマンガが描けませんでした。

夏休みに、子ども達と京都に単身赴任中のパパの家で1週間過ごしました。なかでも心に残っているのは、みんなで比叡山延暦寺にお参りしたことです。比叡山のケーブルカー駅に貼ってあった白装束を着たお坊さんのポスターを見て、昔、見たテレビ番組のことを思い出しました。それは、何年もかけて過酷な修行をするお坊さんのドキュメント番組でした。たとえ台風が来ても毎日、夜中から夕方まで何十キロも山を上り下りしたり、何日も飲まず食わず眠らずの修行をしたり、そしてもし修行を達成しなかったら短刀で腹を切るという内容で、「そんなこと今の日本で本当に行われていることなのか?」とびっくり仰天しました。あまりに衝撃的で軽い気持ちで話題にする気になれなかったり、いざ説明したくても細かい内容を覚えていなくてうまく伝える自信がなかったりで、ひっそりと自分の心の中にしまっておくうちに忘れていたのでした。その記憶が急に蘇り、「比叡山 過酷な修行」で検索すると、私がテレビで見たのは「千日回峰行」という修行だということが分かりました。当時、私が見た番組も動画公開されていました。あらためてその動画をはじめ、千日回峰行の関連動画を見て、「こんな厳しい修行にくらべれば、自分の生活はなんて甘っちょろいのだろう。まだまだいくらだってがんばれるはずだ!」と思いました。にもかかわらず、今回マンガが描けず、情けない気持ちでいっぱいです。

次回更新日9月18日(水)にはいつもの漫画をお届けする予定です。どうぞお楽しみに♪


津川聡子作「やっとこ!サトコ なう」「休載特別篇 反省文」いかがでしたでしょうか。

千日回峰行といえば、京都・満月の美味しいお菓子「阿闍梨餅」の箱や袋には道を歩く阿闍梨(僧侶)の背中を後ろから棒でつついて(?)いる絵が描いてあり、この棒は一体何なのかと不思議だったのですが、調べてみると、あれは棒でつついているのではなく、この「千日回峰行」つまり命に関わるほどの厳しい修行の果てに歩くのも困難になった阿闍梨の背中を支えて力を貸しているのだそうです。いじめじゃなくてお手伝いです。そうだったのか〜。
あえてそんな壮絶な修行を引き合いにして猛省中の津川聡子先生の背中を棒で押す、もしくは励ましのお便りを! 棒 or メール! お待ちしております。次回もお楽しみに。

「やっとこ! サトコ なう」へのご感想・作者へのメッセージは、こちらからどしどしお待ちしております。

ホテル暴風雨にはたくさんの連載があります。小説・エッセイ・詩・映画評など。ぜひ一度ご覧ください。<連載のご案内>