生きている人のこと
テーマがテーマだけに、どうしても辛気くさい話が多くなる。前回はとうとう話題が祟りにまで及んでしまった。 言いたかったことは、我々が「たまし...
テーマがテーマだけに、どうしても辛気くさい話が多くなる。前回はとうとう話題が祟りにまで及んでしまった。 言いたかったことは、我々が「たまし...
前々回、前回と私は、人の「たましい」を、その人についての記憶と考えてみてはどうかという提案をし、その考え方によって、少なくとも日本における死...
前回私は、人の「たましい」を、その人についての記憶と考えてみてはどうかという提案をした。その話を続ける。 我々現代の日本人が死者のたま...
これまで私は、先祖の霊を祭る意義についてや、「たましい」「霊」という名で呼ばれるものと私たちの関わりについて、いろいろなことを書いてきたが、...
この夏、動物園で暮らすチンパンジーの環境エンリッチメント(飼育下の動物の生活環境の改善。主に行動面、心理面を重視する)に取り組む研究者の話を...
もちろん、知恵の樹の実を食べる以前から、アダムとイブ(に代表される人々)は、ヒトであった。彼らがどのような姿をしていたかについては、創世記の中では「神は人をご自分の象の通りに創造された」としか書かれていない。神の姿についての記述が無い以上、
前回は、祖霊崇拝を行なわない宗教の一つとして、仏教を取り上げた。今回は、もう一つの世界宗教、キリスト教(とユダヤ教)を取...
前回まで私は、祖霊崇拝には自分の存在を〈先祖−子孫〉の世代の連鎖の中に同一化し、主観的に自分の存在を永遠化すると言う意味があり、そうすること...
前回まで、「自分の存在を主観的に永遠化すること(より宗教的に表現すれば、永遠の生命を手に入れること)が宗教の一つの役割なのではないか。その意...
少々、想像力を逞しくしてみたい。 ヒトは、他の種と比べて抜きん出て認知能力を発達させた動物である。そしておそらくは、自分の生前にも世界...