神経科学の視点から老化と介護を考える一覧

高齢化社会で誰もが避けて通れなくなった老化と介護の問題。どうせ避けて通れないなら少しでも楽しく向き合えないか? 神経科学の研究者が、神経科学の視点から見つけた老化と介護の「面白さ」の話。

老化と介護と神経科学28「発達段階と老化段階(6)」

老化と介護と神経科学28「発達段階と老化段階(6)」

母の場合、大きな問題の一つは買い物だった。特にテレビのショッピング番組。 ぽっこりお腹を引き締めるサポーター、電気刺激で筋トレをする機械、高機能の電子レンジ、その他健康食品は数知れず。お腹を締め付ける衣服は看護師さんから止められているし、

老化と介護と神経科学26「発達段階と老化段階(番外編)」

老化と介護と神経科学26「発達段階と老化段階(番外編)」

エリクソンによれば、アイデンティティというのは、「自分がどのような集団に属する人間なのか」ということですが、この、自分が属する集団というのは、要するに、サルにとっての群れじゃないかと思うのです。 ニホンザルをはじめ、多くのサル類は、群れを作って生活します。