潮時 第十一話

潮時 第十一話

大日向峰歩 作・小説『潮時』第十一話:『もうちょっとだけ』その3。限界の際を極めるとは、さながら崖の上に立ち、眼下に広がる景色を見つめること。そこで少女が手にするものは、引くタイミングなのかもしれません。二つ目の〝潮時〟『もうちょっとだけ』のラストです。

潮時 第十話

潮時 第十話

大日向峰歩 作・小説『潮時』第十話:『もうちょっとだけ』その2。思春期の少女にとって、親でも先生でもない〝大人〟は時に憧れに、時にブレイクスルーをもたらす異邦人になるものです。その大人の思わぬ解決策とは?やめられない止まらないかっぱえびせんはやめられるのでしょうか。

潮時 第九話

潮時 第九話

大日向峰歩 作・小説『潮時』第九話:『もうちょっとだけ』その1。ある少女の目下の悩みは「もうちょっとだけ」と思う気持ちを止められないこと。やめられない止まらない心理は、大人の暮らしの中にも溢れているけれど、少女のそれは、どのようなものなのでしょうか。

潮時 第八話

潮時 第八話

大日向峰歩 作・小説『潮時』第八話:『招かざる客』その8。さおりの元に訪れた予期せぬ招かざる客は、さおりにその潮時を伝える使者だったのかもしれません。さおりと松浦は〝穂高の朝日〟を見ることができたのでしょうか。一つ目の〝潮時〟『招かざる客』のラストです。

潮時 第七話

潮時 第七話

大日向峰歩 作・小説『潮時』第七話:『招かざる客』その7。生き物は、環境に適応するために自分を変えていく。でも相手を変えることはできない。ままならないことは得てして予想もしないところから来るものです。更年期の不調からロングトレイルを避けてきたさおりがそれを引き受けたのもまた、そうなのかもしれません。

潮時 第六話

潮時 第六話

大日向峰歩 作・小説『潮時』第六話:『招かざる客』その6。変化は突然やって来る。流れに身を委ねて漂えば、求めた暮らしに辿り着くかもしれないし、そうじゃないかもしれない。地域おこし協力隊の仕事の光と闇。田舎への移住は一筋縄ではいかないようです。

潮時 第五話

潮時 第五話

大日向峰歩 作・小説『潮時』第五話:『招かざる客』その5。何かを変えたくて山に登る人は多いかもしれません。山では確かに息はしやすくなるし、束の間、命を取り戻せることもある。でも何も変わらない。そんな気持ちになる人も多いかもしれません。さおりもそうでした。山はそんなさおりに応えてくれるのでしょうか?

潮時 第四話

潮時 第四話

大日向峰歩 作・小説『潮時』第四話:『招かざる客』その4。地方から出てきた学生が都会の暮らしに疲れ、自然を求めるようになる。さおりも御多分に洩れず、その道を進んでいるようです。山とは無縁の彼女がなぜ山にのめり込むようになったのか。そのきっかけは意外と単純なものなのかもしれません。