心・脳・機械(21)癖と学習とドーパミン
前回の続きですが、題を変えました。 前回は、動機づけ(モチベーション)に重要な大脳基底核という脳の場所は、同時にさまざまな依存症を起こ...
前回の続きですが、題を変えました。 前回は、動機づけ(モチベーション)に重要な大脳基底核という脳の場所は、同時にさまざまな依存症を起こ...
前回の続きです。 情動との関連で動機づけ(モチベーション)の話が出てきたが、動機づけというのは、神経メカニズムとしては、依存症、癖、技術の...
今回は少しマニアックな話。 これまで情動の話をしてきたが、情動とよく似た概念に動機づけ(モチベーション)がある。 前にも書いたけれど...
前々回、うつ病に対する脳深部刺激療法の話の中で、試験的な治療を受けた患者の脳機能画像をお見せした。あれはなんだろう? というのが、今回のお話...
うつ病の話が出てきたので、ここでSSRIのことを書いておこうと思う。 さて、SSRIと聞いて、すぐに「ああ、あれか」とわかる人はどのくらい...
神経科学の教科書の情動の章で、扁桃体の次に出てくるのは内側前頭葉皮質などの皮質領域、それに視床下部と脳幹だ。中でも近年注目されているのが内側...
哺乳類の脳の中で、情動に関連して一番重要なのは扁桃体と呼ばれる部位だ。他にも重要な部位はあるが、まあ扁桃体が一番と言って、怒られることはないと思う。図2はよくある神経細胞の図だが、どの神経細胞にも丸く膨らんだ細胞体と呼ばれる部分が一つある。
情動が行動を支配するという話から、倫理の話に深入りしてしまって、なかなか脳の話に入れなかった。 情動というのは、神経科学研究のかなり重要な...
倫理は、単なるルールとは違い、情動に裏付けられているものである、というところから話を進めてきた。 孟子が言うように、井戸に落ちそうな子供を...
前回は、人には利己的な本能だけでなく利他的な本能もあるのではないかということを書いたのですが、「利他的な本能」というのは私が勝手に作った造語...