株式会社メディアエッグ 高橋美江社長 第2回

社長インタビューは、各界の魅力的な経営者をお迎えし、「社長とは何か」を解き明かしていこうとする意欲的な試みです。 今月は株式会社メディアエッグの高橋美江社長を神楽坂にお訪ねしました。


「社長の仕事とは?」
メディアエッグ高橋美江社長

高橋美江社長 photo by Mari Okuda

高橋社長にとって「社長の仕事」とはどんなものですか?

「うちは案件ごとにチームを編成してまとめる会社です。いちばん大事なのは適材適所。映像でも出版でもその企画に必要なものを見極め、ぴったりの人を当てる。これが難しいんですけどね(笑)

これはこの人!とインスピレーションが湧くといい。でもどうしようか悩んでしまうこともあります。優秀な人に集中してしまうと、これはこれでスケジューリングが綱渡りになってしまうし。

最善と思って選んでも発注主の期待に応えられないこともあります。いつも100点はありえない。70点のときもあるし、あるのはしかたない。問題はそのあとです。あと30点どうすればよかったか、一緒に考えてアドバイスします。ただダメだったから降りなさい、じゃないんです。上手に課題を持たせてモティベーションを落とさない。そうでないと次につながっていきませんよね? 人を育てるのはなにより大切な社長の仕事です」

海外とのお仕事も多いメディアエッグ。お休みになる時間はありますか?お仕事中の高橋社長

「つねに5、6個は同時並行で動いているんですよ。おっしゃるとおり海外との仕事もあるので夜間も仕事することもあります。どうスタッフと割り振りして自分を休ませるかは考えますね。

なるべく夜は寝るようにしています。そのために、想定できることはすべて想定して、出せる指示は全部出しておきます。極力現場で完結するように。それを超えたときは深夜に電話もありますが(笑)
私自身の翻訳仕事も主に早朝か夜になります。集中力を切られたくないので」

日ごろから大切にされていることを一つ教えてください。

「毎日、何か起きます。想定外のこと、緊急性のあること。どんな状況でも、決めるのが社長の仕事です。それもスピードが大事。その場で決められることはその場で決めます。相手を待たせない、が基本。社長はみんなそうだと思いますよ。時間の大切さを知っているから。メール返信も可能な限り早くしています」

自信にあふれ、さすが社長!と言いたくなる高橋社長ですが、その高橋社長にも迷い悩んだ時代があったとか。それは次回で。どうぞお楽しみに!

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高橋 美江(中井 はるの)
東京在住。外資系銀行勤務後、フリーの翻訳・通訳に転向する。子どもの誕生を機に、児童書の世界に夢中になり、絵本作家のアシスタントなどを経て、(株)メディアエッグを立ち上げる。翻訳は『グレッグのダメ日記』(ポプラ社)、『ちっちゃなサリーはみていたよ』(岩崎書店)、『ワンダー』(ほるぷ出版)、『木の葉のホームワーク』(講談社、産経児童出版文化賞受賞)など。他にディズニー作品などの児童向けノベライズも出している。
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