第157話 パティシエ八ちゃんの独楽吟

先日、八ちゃんが学校でこんな歌をつくりました。

この形式の和歌は、江戸末期の歌人橘曙覧(たちばなあけみ)が詠んだ独楽吟(どくらくぎん)というそうです。

たしかに八ちゃんは、今月たくさんおやつを作ってくれました。

61() メロンパンクッキー

甘ったるいのかと思いきや軽くてさっぱりしたお味。

62()    スコーン

満腹感が味わえて朝食にもぴったり。

64()    バナナマフィン

今まででいちばん!お店で売ってても納得の美味しさ。

69()    アップルパイ

早くも記録更新!これが今まででいちばん美味しい!過去食べたアップルパイの中で最も美味しいと言っても過言ではない!りんごの切り方が大き過ぎる?と心配してましたが、この大きさだからこそ、りんごそのものの味も楽しめてむしろ良かったです。

615()    フルーツサイダーゼリー

同じマンションの友達Aさんからいただいたサイダー&ゼラチンと、家にあったフルーツ缶で作りました。爽やかな夏のデザート。

(津川聡子 作)


*編集後記*   by ホテル暴風雨オーナー雨こと 斎藤雨梟

津川聡子作「やっとこ!サトコ なう」「第157話 パティシエ八ちゃんの独楽吟」いかがでしたでしょうか。パティシエ八ちゃんのお菓子が美味しそうでハイクオリティすぎてびっくりしますね。あのアップルパイの形と焦げ目といったら。写真も素敵ですが、もしかしてカメラに凝っている八ちゃんのパパ、てる君の作品? 「みんなで食べている時」ではなく「食べる時を想像して焼き上がりを待っている時」という解像度もすばらしいなあ。「……の時もいいけれど、もっといいのは……な時」という新しい歌の形式を作ってほしい! パティシエ俳人八ちゃんの二段独楽吟、期待してます!!

「やっとこ! サトコ なう」へのご感想・作者へのメッセージは、こちらからどしどしお待ちしております。次回もどうぞお楽しみに♪

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