GASHIMAの「1日1褒めラップ」

年末のバタバタで、このコーナーも少し間が空いてしまいましたが、コール&レスポンス、復帰・再開しますね。どうぞよろしくお願いします!


さて、皆さんはWHITE JAMというグループをご存知だろうか。2014年にメジャー・デビュー、「ウソツキ」という曲がiTunes総合チャートで1位になったこともある3人組の音楽ユニットだ。そのメンバーのひとりに、GASHIMAというラップミュージシャンがいる。

GASHIMAは、僕が10年前に一橋大学で教えていた時の教え子だ。僕の担当は「異文化交流論」という科目だったが、論だけを講じるのは残念だなあと思い、学生たちに自分の心情を表現してもらい、それをもとに「交流」「理解」へと展開するラインも授業に入れた。その講義の中で、GSHIMAに彼がラップをやるきっかけを語ってもらい、当時の楽曲も披露してもらった。当然、教室じゅうが揺れて、背中がうねった。

GASHIMAは、ニューヨークで暮らしていたことがある。音楽好きの彼がリズムにのせて日本語でラップをやってみたら、同世代の友達にウケた。そのとき、「英語ネイティブではない自分も、ラップで交流できるんだ」と実感したという。
現在、即興でラップのバトルを繰り広げる番組「フリースタイルダンジョン」ですっかり有名になったGASHIMA。彼が授業の中で強調したのは、表現することの大切さだ。通じるか通じないかを案じて小さくなるのではなく、まずは出してみること。

フリースタイルダンジョンでは、相手のイタいところを突いて激しくディスるGASHIMAだが、彼は「1日1褒めラップ」という面白い試みを続けている。仕事仲間や、出会った人、世話になった友人・知人をラップで褒めるのだ。相手のいいところ、魅力あるところをリズムに乗せ言葉にして放つ。「オレ様が一番!」とか「てめえらなんて○×だぜ」などというマッチョ感がラッパーの定型だとすれば、GASHIMAはそれとは違う線を打ち出している。
詳しくはツイッターで、その「褒めラップ」をぜひ観てほしい。褒められて嬉し恥ずかしの表情をする相手に、ニコニコ顔で向き合うGASHIMAの素敵なコール&レスポンスが、なんとも心地よい。

コール&レスポンス

https://twitter.com/hashtag/1日1褒めラップ