潮時一覧

大日向峰歩作・小説『潮時』

潮時 第一話

潮時 第一話

大日向峰歩 作・小説『潮時』第一話。『招かざる客』その1。一人の女が妙な早歩きをして駅へと急いでいた。女の名はさおり。田舎の電車事情において乗り遅れるのは禁忌なのに。それもこれも〝招かざる客〟のせい。駅まで徒歩30分。事の経緯を回想しながらさおりは進む。招かざる客は何物か? ある〝潮時〟の始まりです。